メモ:この記事は、Dell PowerVaultナレッジ ライブラリーの一部であり、
こちらから参照できます。
この記事では、新しいファームウェア リビジョンのグラフィカル インターフェイスを使用するか、古いリビジョンに対してはTelnetプロトコルを使用して、PowerVault TL2000またはTL4000のトラブルシューティング ログを生成する方法について説明します。
- グラフィックを使用する方法
- Telnetを使用する方法
グラフィックを使用する方法
インターネットのページを開いて、
テープ ライブラリーのWebインターフェイス(RMU)に接続します。
ドロップダウン メニューで[
Admin]アカウントを選択します。
デフォルトのユーザー名とパスワードは次のとおりです。
ユーザーID:Admin
パスワード:secure
1.テープ ライブラリー ログの収集
[Service Library]の横にある「+」記号をクリックして(1)、メニューを導入します。
[
Save Library Dump]をクリックします(2)。
次に[
Save Service Dump]をクリックします(3)。
DumpAllTrace.trcファイルのレコードを要求するポップアップ メッセージが表示されます。
2.テープ ドライブ ログの収集
[
Service Library](1)メニューで[
Save Drive Dump]をクリックします。
分析するテープ ドライブを選択します(3)。
[
Save Drive Dump]をクリックします(4)。
ファイルの生成に時間がかかることを知らせるポップアップ メッセージが表示されます。
Drive_Dump.binが生成されます。
必要に応じて、他のテープ ドライブにもドライブ操作を実行します。
DumpAllTrace.trcと
Drive_Dump.binは、トラブルシューティングのためにDellテクニカル サポートに送信できます。
Telnetを使用する方法
前のオプションが何らかの理由で使用できない場合は、TL2000またはTL4000にtelnet接続してサービス ダンプ ファイルを取得することができます。
バージョン6.60以降のTL2000/TL4000ファームウェアでは、最初にユニットの前面パネルの[
Service]メニューから[
Enable Telnet Port]を選択して、telnetを有効にする必要があります。
Telnetポートを
Webインターフェイスからは有効にすることはできません。
ファームウェア リビジョン6.60以降では、デフォルトで無効になっています。
メモ:ライブラリーの電源を入れ直すか再起動するとtelnetポートが無効にリセットされるため、電源を入れ直したり再起動したりするたびにこのプロセスを繰り返す必要があります。
telnetポートが有効になると、Microsoft Telnetクライアントが使用できます。使用する構文は次のとおりです。
C:\>telnet -f dumpall.txt <IPアドレス>
ここで<IPアドレス>はTLのIPアドレスです。
「-f」オプションを指定すると、telnetコマンドの出力が指定されたファイル(この場合はdumpall.txt)に保存されます。
telnetセッションが成功すると、次のように表示されます。
FLMON>
この時点で「
login」と入力します。ユーザー名とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。デフォルトの認証情報はAdmin/secureです。ログインすると、次のように表示されます。
login ok
FLMON>
「
dumpAll」と入力すると、TLがコマンドを実行してユニットから内部ログをダンプします。
コマンドが完了したら、「
logout」と入力してTLを終了し、telnetセッションを閉じます。
dumpallログは、コマンド ラインで指定されたファイルに保存されます。