PERC 9以降のシリーズのコントローラーでは、RAID 10アレイを実装する際に複数のスパンが使用されなくなりました。テクノロジーが変化し、単一スパンの実装になりました。その主な理由は次のとおりです。
- 最大限のパフォーマンスを実現するためにSSD機能をフルで使用するため。
- 32台の物理ディスクを超えてスパンを拡張できるようにするため。
PERCファミリーを示すナレッジベース記事131648へのリンク:「
Dell EMCシステムのPowerEdge RAIDコントローラ(PERC)タイプのリスト」。
相互にミラーリングされたドライブの関係を示す用語が変更されました。「スパン」ではなく、「ミラー セット」と呼ばれます。OpenManage Server AdministratorとOpenManageコマンド ラインを使用して、ミラー セットIDを確認できます。
RAID作成時のミラー セットIDの検索
OpenManage Server AdministratorでRAID 10を作成中に、OMSAには各ハード ドライブのミラー セットIDが表示されます。ドライブは順番にペアリングされます。最初の2台のドライブはミラー セットID 0に属し、次の2台のドライブはミラー セットID 1となります。
すでに作成されたRAID 10のミラー セットIDを検索します。
RAID 10アレイの作成後、ミラー セットIDは、[Physical Disks]リストの個々の物理ディスク プロパティを展開することで確認できます。
OMCLIを使用したミラー セットIDの検索
OMCLIを使用すると、物理ディスクのプロパティを出力するときにミラー セットIDを確認できます。
コマンドの例:
omreport storage pdisk controller=0
これにより、すべてのディスクのプロパティが出力されます。