記事の概要
この記事では、工場出荷時にvSphere ESXi Hypervisor(以下ESXi)がSDカードまたはBOSS(Boot Optimized Storage Solution)にインストールされているPowerEdge内のハード ディスク ドライブにVMFS(Virtual Machine File System)データストアを作成する方法について説明します。
目次
1.PowerEdgeサーバーの内蔵ハード ディスクに構成されたパーティション
2.工場出荷時に構成されたパーティションのクリア
3.VMFSデータストアの作成
購入時にESXiがSDカードまたはBOSSにインストールされているPowerEdgeサーバーでは、工場出荷時にテストに使用されるパーティションが内蔵ハード ディスクに作成されます。
このパーティションをクリアせずにVMFSデータストアを作成しようとすると、VMFSデータストアの作成に失敗します。
次のセクションに従ってパーティションをクリアし、VMFSデータストアを作成します。
PowerEdgeサーバーの電源を入れ、SDカードまたはBOSSにインストールされているESXiを起動します。
WebブラウザーでターゲットESXi IPアドレスを指定します。
VMware Host Clientに接続し、rootユーザーでログインします。
左側のツリーから[ストレージ]を選択し、[デバイス]タブをクリックします。
リストから対象の内蔵ハード ディスクのデバイス名を右クリックし、[パーティション テーブルをクリア]を選択します。
デバイスに含まれているデータの削除に関する警告メッセージが表示されたら、選択したデバイスが対象の内蔵ハード ディスクであることを確認し、[OK]をクリックします。
VMFSデータストアを作成する手順は、通常のvSphere製品と同じです。
この記事では、参考として、『VMFSデータストアの作成』を紹介していますが、お使いのvSphere製品のバージョンについては、ドキュメントを参照してください。