DellノートパソコンのLCD画面の表示に関する一般的な問題のトラブルシューティング

目次:

1. 定義
2. 何も表示されない
3. 輝度の問題
4. LCD画面上の線
5. ePSA診断
6. LCD BISTテスト
7. 追加/関連情報へのリンク

原因に関する情報はありません。

1.定義

• PSA: Pre-boot System Assessment（起動前システムアセスメント）

• BIST: Built In Self Test（内蔵診断テスト）

• LCD: Liquid Crystal Display（液晶ディスプレイ）

• ロックLED: Number Lock、Caps Lock、およびScroll Lock（通常はパドロックアイコンで示されます）

• POST - Power On Self Test （電源投入時の自己診断。画面表示前に起動シーケンスが実行されます）

トップに戻る

2.何も表示されない

外付モニタでのテスト:

1. LCD関連の問題を特定する場合は、ソフトウェアまたはビデオカードの問題の可能性を排除するために、可能な限り外付ディスプレイを取り付けます。

2. 画面に何も表示されていない場合は、キーボードの<Fn>キーを押したままF8キーを押して、LCDから外付モニターに切り替えます。

3. 外付モニタに正常に表示される場合は、グラフィックスカードは正常に機能していると判断できます。

4. 取り付けた外付モニタに何も表示されない場合は、No Videoの問題ではなく、No POSTの問題の可能性があります。

5. システムからの診断LEDまたはビープ コードのNO POSTチェックを行う場合 - 「Latitudeノートパソコンおよびタブレットの診断インジケーターに関するリファレンス ガイド」を参照してください。

LCD BISTテスト:

1. LCD BISTテストを実行して、障害がLCDパネルのみに存在するのかどうかを判断します。

2. LCD BISTガイド

トップに戻る

3.輝度の問題

輝度の問題は、ハードウェアに障害がある場合と、設定を調整するだけで済む場合があります。障害を特定するには、次の手順に従います。

1. キーを押して、LCD輝度を上げたり下げたりしてみます（ほとんどのシステムでは<Fn>キー+↑/↓キー）。

2. バッテリ使用時とAC電源使用時で問題が同じように発生するかどうかを確認します。

3. バッテリ使用時にのみ問題が発生する場合は、BIOSのLCD輝度設定を確認します（バッテリとAC電源では輝度は個別に設定されています）。

4. PSA Diagを実行して、問題が同じように発生するかどうかを確認します。

5. LCD BISTテストを実行して、LCDパネルテストでも問題が同じように発生するかどうかを確認します。

トップに戻る

4.LCD画面上の線

LCD画面に線が表示される問題は、複数の異なった障害が原因の可能性があります（オペレーティングシステム、ドライバ、ビデオカード、破損など）（英語）

線が表示される原因を特定するには、次の手順に従います。

1. LCD関連の問題を特定する場合は、ソフトウェアまたはビデオカードの問題の可能性を排除するために、可能な限り外付ディスプレイを取り付けます。

2. PSA Diagを実行して、診断中に線が表示されるかどうかを確認します。

   • PSA Diag中に線が表示される場合は、原因からソフトウェアを排除できます。問題をさらに診断するために、LCD BISTを確認します。

3. LCD BISTテストを実行して、LCDパネルテストでも問題が同じように発生するかどうかを確認します。

   • LCD BISTで線が表示される場合は、LCD画面自体に問題があります。LCD BIST中に線が表示されない場合は、ビデオカード、システムボード、またはLCDケーブルを確認します。

トップに戻る

5. ePSA診断

システムのLCDに何も表示されない、またはその他の問題がある場合は、次の基本的な手順に従います。

1. システムの電源を入れ、起動プロセス中にF12キーを押して起動メニューを表示します。

2. 起動プロセス中にキーを繰り返し押す必要がある場合もあります。

3. ↑/↓キーを使用してメニューの「Diagnostics（診断）」を選択し、Enterキーを押します。

または

1. Fn（ファンクション）キーを押したままにします。

2. ノートパソコンの電源を入れます。

3. デルのロゴ画面の上隅に「Diagnostic boot selected（Diagnostics起動が選択されています）」というメッセージが表示されます。

4. キーを放します。

トップに戻る

6.LCDパネルの内蔵診断テスト

LCD BIST: Built In Self Test（内蔵診断テスト）を実行するには、次の2つの方法があります（システムの電源を落とす必要があります）。

1. キーボードのDキーを押したままにします。

2. そのままノートパソコンの電源を入れます。

3. テストが開始します。

または

1. PSA Diagを実行します。

2. カラーバーが表示されます。

3. 正常に表示されているかどうかを確認するメッセージが表示されたら、カラーバーが正常に表示されていても、「No（いいえ）」を示すNを押します。

4. これでLCD BISTテストが初期化されます。

画面が動作している場合、2回目のテストでは約20秒間に白、赤、緑、青の画面が連続して表示されます。2秒ごとに画面の色が変わるときに、ビープ音が発生し、キーボードステータスLEDが点滅して、テストが進行中であることを示します。

トップに戻る

7.追加/関連情報へのリンク

• Dell製ディスプレイの不良ドットに関する対応ガイドライン

• デュアル モニターまたは複数モニターをセットアップする方法

• Dell Technologiesの機器を清潔に保つためのガイダンス

• Dellノートパソコンのディスプレイ設定を変更する方法

トップに戻る

推奨記事

ここでは、このトピックに関連した役立つ可能性のある推奨記事をいくつか紹介します。

• 「デル製ノートパソコンのLCDパネルのディスプレイまたはビデオの問題のトラブルシューティング」
• Dellノートパソコンのディスプレイ設定を変更する方法
• DellノートパソコンのLCD画面の光漏れまたは光のにじみのトラブルシューティング
• ビデオ ディスプレイおよびマルチ ビデオ ディスプレイに関する一般的な情報