ネットワーク パフォーマンスの問題をトラブルシューティングする場合、ネットワーク パフォーマンスを他のシステム コンポーネントのパフォーマンスから切り離すことが困難な場合があります。たとえば、あるシステムから別のシステムにファイルをコピーすると、両方のマシンのメモリとディスクのサブシステムも使用されます。ネットワークのみをテストするように設計されたMicrosoftのツールがあります。NTttcp です。
NTttcpの最新バージョン(この記事の執筆時点ではv5.39)は、こちらからダウンロードできます。
使用例:このコマンドは、すべてのプロセッサ コアに動的に割り当てられた 4 つのスレッド、2 つの未処理の I/O バッファー、および 64K のバッファー サイズを使用して、ツールを非同期モードのレシーバーとして 30 秒間実行します。
ntttcp.exe -r -m 4,*,192.168.242.5 -l 64k -a 2 -t 30
これは、送信側での対応するコマンドです。
ntttcp.exe -s -m 4,*,192.168.242.5 -l 64k -a 2 -t 30
どちらのコマンドにも、同じIPアドレス(受信者のアドレス)が含まれています。
XML ファイルとして保存できるツールの出力には、テスト中に転送されたデータの合計量、CPU 使用率、および合計スループットに関する詳細情報が表示されます。この情報は、パフォーマンスのボトルネックの原因がネットワークにあるのか、問題のシステムの別のコンポーネントにあるのかを判断するのに役立ちます。
NTttcp を使用する際に覚えておくべき重要な点がいくつかあります。
NTttcp の詳細については 、こちらを参照してください。このツールを使用するために、アクティブなAzureサブスクリプションは必要ありません。