Chromebook-11 3120またはChromebook-13 7310の電源がオンにならないのはなぜですか？

次のガイドラインに従って、Dell Chromebook-11 3120またはChromebook-13 7310が充電されないまたは電源が入らない問題のトラブルシューティングと解決を行います。

Chromebook 3120の充電/電源に関する問題。

Dell Chromebook-11 3120またはChromebook-13 7310システムでは、システムのバッテリーが充電されない、または電源がオンにならない場合があります。

この問題は、以下の原因によって発生します。

• 一部のUSBデバイスは、+5V接続と他のUSB接点のいずれかをリンクして、システムの損傷を防ぐために、OVP（過電圧保護）をトリガーします。
• これらのUSBデバイスによりこの問題が発生する可能性があります。
  • USB電源パック
  • iPhone
  • その他の携帯電話
  • Bluetoothスピーカー
  • タブレット
  • バッテリーを充電する必要があるその他のデバイス
• システムの右側にあるUSB 2.0ポートに接続されている場合、バッテリーを充電する必要があるすべてのデバイスで、この問題が発生する可能性があります（例：携帯電話、Bluetoothスピーカー、またはタブレット）。

この問題が発生しないようにするには、次の回避策の手順を実行します。

対策

これまで、この問題は、Chromebook-11 3120の右側のUSBポート（USB 2.0）、およびChromebook 7310の左側のUSBポート（USB 2.0）でのみ発生しています（図1および図2を参照）。

図1：Chromebook 3120の右側面にあるUSBポート（USB 2.0）

図2：Chromebook 7310の左側にあるUSBポート（USB 2.0）

この問題を解決するには、USB 3.0ポートを使用してUSBデバイスを充電することが推奨されます（図3および図4）。

図3：Chromebook 3120の左側にあるUSB 3.0ポート

図4：Chromebook 7310の右側にあるUSB 3.0ポート

左側のUSBポートはBC1.2（バッテリー充電）です。これは、通常の操作と充電の両方に対して適切な電力量を決定するのにスマートな方法を必要とするUSB電源のポータブル機器向けに設計されています。

Battery Charging 1.2準拠とは何ですか？

自宅、車、またはコンピューターに接続されている場合は、USB電源のポータブル機器には、通常の操作と充電の両方に対して適切な電力量を決定するスマートな方法が必要です。

ポータブル デバイスの多様性、USBポートの違い、充電式バッテリーの複雑な性質により、「USB Battery Charging Specification Revision 1.2」が開発されました。

これは、USBポートからバッテリーを充電する適切な方法を確立するための重要な基準です。この詳細については、「USB Battery Charging 1.2 Compliance Plan」を参照してください。

Chromebook 3120 BC 1.2の情報については、次のリンクの表6を参照してください：http://downloads.dell.com/Manuals/all-products/esuprt_laptop/esuprt_chromebook/chromebook-11-3120_Reference%20Guide_en-us.pdfまたはhttp://downloads.dell.com/Manuals/all-products/esuprt_laptop/esuprt_chromebook/chromebook-13-7310_Setup%20Guide_en-us.pdf

過電圧保護がトリップした後にリセットする。

システムでこの問題がすでに発生しており、過電圧保護がトリップしている場合は、次の手順を実行して問題を解決します。

1. 電源ボタンを10秒間押して、システムへの待機電力を放電します。
2. システムの損傷を防ぐため、システムの電源をオフにした状態でACアダプターを取り外します。
3. カバーの損傷を防ぐため、システムを安全な場所で裏返し、底部カバーを所定の位置に固定している7本のネジを外します。これにより、システム バッテリーにアクセスできます。
   
   
   図5：Chromebook 3120の底面図
4. マザーボードからバッテリー電源接続を取り外します（コネクター プラグは、バッテリーに向かって水平に引き抜きます）。15秒待ってから、バッテリー電源接続をマザーボード コネクターに再度接続します。これにより、システムを通常の動作モードに復元できます。
   
   
   図6：Chromebook-11 3120のバッテリー接続
   
   
   図7：Chromebook-13 7310のバッテリー接続
    
5. 底部カバーとネジを取り付け直します。
6. システムを裏返して、AC電源アダプターをシステムに再接続します。

問題が再度発生しないようにするため、これらのタイプのUSBデバイスは、システムの側面にあるUSB 3.0ポートにのみ接続してください。

また、バッテリーが消耗すると、Dell Chromebookの電源が入らないという問題が発生することがあります。この問題を解決するには、次のDellナレッジベース文書「Dell Chromebookのバッテリーが消耗するとACアダプターで起動しない（英語）」を参照してください。