「データ保護リストア クライアント」(DPRC)を使用して、Data Domainデバイス上のプライマリ バックアップまたはクローン バックアップからファイル レベルでvProxyリカバリーを実行できます。DPRCを使用すると、ユーザー モードと管理モードで仮想マシンから特定のファイルとフォルダーをリストアできます。
以下に関する『 NetWorker VMware統合ガイド 』( https://www.dell.com/support/home/product-support/product/networker/docs から入手可能)を参照してください。前提条件、サポートされているプラットフォーム/ブラウザ、使用可能なアカウント、追加の手順。このKBでは、DPRCにアクセスしてVMからFLRを実行する方法の概要について説明します。詳細な手順は、VMware統合ガイドにも記載されています。
1.「Data Protection Restore Client」にアクセスするには、FLRを必要とするVMに接続し、Webブラウザーを開きます。
2.WebブラウザのURLに次のように入力します。https:// networker_server:9090/flr (ここで、networker_serverは、このVMをバックアップするNetWorkerサーバーのホスト名またはIPアドレスです)
3.[Admin]を選択し、NetWorkerサーバーのNetWorker管理者認証情報を入力します(ユーザー アカウントの詳細については、VMware統合ガイドを参照してください)。
図1: Data Protection Restore Clientログイン画面。
4.FLRに使用するvCenter、VM、バックアップを選択します。
図2:Data Protection Restore Clientのバックアップ選択オプション。
5.ターゲットVMを選択し、VM のFLR/APPユーザー資格情報を入力します。
図3:ターゲットVMの選択とユーザー ログイン ウィンドウのマウント。
6)リストア先 の ディレクトリ構造を移動します(この画面から新しいフォルダーを作成できます)。
図4:ターゲット リストア ディレクトリーの設定。
7.リストアに必要なファイルのファイル システム内を移動します。復元に必要なファイルをクリックし、下の[選択済み]項目ウィンドウにドラッグします。
図5:リストアに必要なデータの選択。
8.[Restore]を選択します。復元は、[Monitoring]タブ(ベル アイコンの右上隅)から監視できます。
デフォルトではポーリングは無効になっているため、リカバリー ステータスを監視することはできません。ポーリングを有効にするには、 Data Protection Restore Client ツールバーのベル アイコンの横にある時間ガラス アイコンをクリックします。NetWorker NVP-vProxy:Data Protection Restore Clientでリカバリー ステータスの進行状況を監視できない
9.完了すると、ファイルはリストア用に選択されたディレクトリーで使用可能になりますが、異なるディレクトリーのファイルがリストア用に選択されている場合は、元のディレクトリー構造を維持します。