Windows 10バージョン1903またはWindows Serverバージョン1903を実行しているシステムでMicrosoft Windowsアップデートを実行した後、Windows 10がバージョン1903にアップデートされると、SMB 3.1.1を使用しているWindowsクライアントでSMB共有にアクセスできなくなります。
この問題は、FluidFSバージョン6.0.300135以前のバージョンではサポートされていないSMB 3.1.1で検出される2つのネゴシエーション コンテキストが原因で発生します。
エラーの特定
エラーは、次のエラー メッセージで特定できます。
FluidFSファームウェア バージョン「MR640」は、この問題に対処しています。サポートに問い合わせ、SLN319473を提示してください。
代替回避策は、以下の手順に従ってSMBv3を無効にし、代わりにSMB v2を使用することで利用できます。
これは、Dell Storage Manager経由またはCLIを使用して実行できます。
Dell Storage Manager(DSM)を介して、最新のMR630でSMBバージョンを変更するには、次の手順に従います
図1: Dell Storage Manager DSM - SMBプロトコルの設定
SMBバージョンを変更するには、最新のMR630でコマンド ライン インターフェイス(CLI)を使用して、
次のようにコマンドを入力します。
CLI/client-access/authentication/protocols/SMB-settings> view
SMBv1有効 = はい
SMBv2有効 = はい
SMBv3有効 = はい
メッセージ署名が必要 = いいえ
メッセージ暗号化が必要 = いいえ
マルチチャンネル有効 = いいえ
リース有効 = はい
Oplock有効 = はい
アイドル セッションの切断 = いいえ
アイドル セッションのタイムアウト(分) = 720
アイドル セッションのスキャン間隔(分) = 720
Kerberos以外のクライアントのユーザー要求を有効にする = いいえ
CLI/client-access/authentication/protocols/SMB-settings> edit
使用方法:[オプション]の編集
オプションは次のとおりです。
-EnableSMBv1 <EnableSMBv1>
-EnableSMBv2 <EnableSMBv2>
-EnableSMBv3 <EnableSMBv3>
-RequireMessageSigning <RequireMessageSigning>
-RequireMessageEncryption <RequireMessageEncryption>
-EnableMultichannel <EnableMultichannel>
-EnableLeases <EnableLeases>
-EnableOplocks < EnableOplocks >
-DisconnectIdleSessions < DisconnectIdleSessions >
-IdleSessionsTimeout < IdleSessionsTimeout >
-IdleSessionScanInterval < IdleSessionScanInterval >
-EnableUserClaimsForNonKRBClients <EnableUserClaimsForNonKRBClients>
SMBファイル共有の構成の詳細については、こちらを参照してください。