MD_cacheを構成および有効化するための公式ドキュメントに記載されている2つの欠落したシナリオは、上記を紹介できません。
シナリオ1: PDが作成>SDSが追加され、> MD_cacheが構成および有効化されます。
新しく作成されたSDSが新しく作成されたPDに追加されると、MD_cacheが構成および有効化される前に、FGLメタデータ キャッシュの状態が「保留中の結果」に設定されます。また、MD_cacheを適用するには、「解決方法」セクションの「MD_cacheを正常に構成および有効化するための手順」で説明する手順を実行する必要があります。
シナリオ2: SDSを使用した既存のPD > MD_cacheが構成され、有効になっている
既存のSDSを持つ既存のPDでMD_cacheが構成され、有効になっている場合、SDSはFGLメタデータ キャッシュ状態を「保留中の結果」に設定します。MD_cacheを適用するには、「MD_cacheを正常に構成および有効化するための手順」の「解決方法」セクションに記載されている手順を実行する必要があります。
MD_cacheを正常に
構成および有効化するための手順注意:既存のSDSを使用してPDでMD_cacheを無効化および有効化すると、パフォーマンスが影響を受ける可能性があります。
1)次のコマンドを実行して、保護ドメイン内の各SDSでMD_cacheによって使用されるメモリーを割り当てます。
注: SDSごとに割り当て可能なメモリーの最大量は32GiBです。
scli --set_default_fgl_metadata_cache_size (--protection_domain_id | --protection_domain_name ) --metadata_cache_size_mb
2)次のコマンドを実行して、保護ドメインのMD_cacheを有効にします。
scli --enable_fgl_metadata_cache (--protection_domain_id | --protection_domain_name )
3)次のコマンドを実行して、PD内の各SDSのMD_cache サイズを設定します。
scli --set_fgl_metadata_cache_size (--sds_id | --sds_name | --sds_ip [--sds_port ]) (--metadata_cache_size_mb | --use_protection_domain_default_size) --metadata_cache_size_mb SDSのメタデータ キャッシュのデフォルト サイズをMB単位で定義する --use_protection_domain_default_size 保護ドメインのデフォルト サイズを使用する
4)次のコマンドを実行して、保護ドメイン内のMD_cacheを無効にします。
scli --disable_fgl_metadata_cache(--protection_domain_id | --protection_domain_name )
5)次のコマンドを実行して、保護ドメインのMD_cacheを有効にします。
scli --enable_fgl_metadata_cache (--protection_domain_id | --protection_domain_name )
[root@MDM1~]#scli --add_protection_domain --protection_domain_name PD1
Successfully created protection domain. Object ID 339ccbae00000000
[root@MDM1~]# scli --add_sds --sds_ip 172.1.1.1 --protection_domain_name PD1 --device_name /dev/sdb、/dev/sdc、/dev/sdd --sds_name SDS1 --storage_pool_name SP1 SDS SDS1が正常に作成されました。オブジェクトID 3789dbd500000000 [root@MDM1~]# scli --set_default_fgl_metadata_cache_size --protection_domain_name PD1 --metadata_cache_size_mb 32768 保護ドメインの細かい粒度のデフォルト メタデータ キャッシュ サイズを正常に設定 [root@MDM1~]# scli --enable_fgl_metadata_cache --protection_domain_name PD1 保護ドメインで細かい粒度のメタデータ キャッシュが正常に有効化されました [root@MDM1~]# scli --query_sds --sds_name SDS1 |grep FGL FGLメタデータ キャッシュ情報: FGLメタデータ キャッシュの状態が 保留中の結果 FGLメタデータ キャッシュ サイズ: 32768 MB [root@MDM1~]# scli --set_fgl_metadata_cache_size --sds_name SDS1 --use_protection_domain_default_size SDSの細かい粒度のメタデータ キャッシュ サイズを正常に設定 [root@MDM1~]# scli --disable_fgl_metadata_cache --protection_domain_name PD1 保護ドメインでの細かい粒度のメタデータ キャッシュが正常に無効にされました [root@MDM1~]# scli --query_sds --sds_name SDS1 |grep FGL FGLメタデータ キャッシュ情報: FGLメタデータ キャッシュが 無効 FGLメタデータ キャッシュ サイズ: 32768 MB [root@MDM1~]# scli --enable_fgl_metadata_cache --protection_domain_name PD1 保護ドメインで細かい粒度のメタデータ キャッシュが正常に有効化されました [root@MDM1~]# scli --query_sds --sds_name SDS1 |grep FGL FGLメタデータ キャッシュ情報: FGLメタデータ キャッシュが 有効 FGLメタデータ キャッシュ サイズ: 32768 MB