マザーボード上のコイン型電池とも呼ばれるCMOS(相補型MOS)バッテリーは、BIOSまたはUEFIがハードウェア構成設定を保存するのに役立ちます。コンピューターの電源がオフになった日付と時刻を記録するのに役立ちます。CMOSバッテリーはPC内部にあり、システム ボード(マザーボード)に接続されています。
CMOSバッテリーの持続時間は、PCの使用方法と環境によって異なります(通常は約2~3年)。CMOSバッテリーの障害のなかで最も一般的な症状には、BIOSでシステム日時がずれるまたは遅れる、PCの電源がオフになるとBIOS設定が失われる、「time-of-day clock stopped」エラー メッセージが表示される、などがあります。CMOSバッテリーが充電されていない場合、PCの電源をオフにするとBIOS設定が失われます。PCの電源を入れると、時刻と日付をリセットするように求められます。BIOS設定が失われると、PCがオペレーティング システムをロードできなくなる場合があります。
メモ: 作業を開始する前に、Dellナレッジベース記事「
電気機器を取り扱う際の安全上の注意事項」を読み、安全上の注意に従ってください
- PCの電源ケーブルを外します。
- 電源ボタンを10~15秒間押したままにして、静電気を放電します。
- 電池をまったく同じタイプのコイン型電池と交換します。Dell製デスクトップでは、CR2032コイン型電池が使用されています(電池のマークを参照)。モデル固有の情報については、お使いのDell製デスクトップのマニュアルを参照してください。
- CMOSバッテリーを取り外すと、BIOS設定が消去されます。
- 新しいバッテリーと交換するようにしてください。使用済みのバッテリーを取り付けないでください。
- 使用済みのバッテリーは、地方自治体の規定に沿って、適切に廃棄します。
- 静電気防止プラスチック製スクライブを使用します。バッテリーを取り外す際に、金属製のツールを使用しないでください。
- バッテリー コネクターの損傷を防ぐため、バッテリーを取り外す際はコネクターをしっかりと支えてください。
Dell製デスクトップPCは、腕時計やその他の小型電子機器にも使用される3Vリチウム バッテリー(CR2032)を使用しています。モデル固有の情報については、お使いのDell製デスクトップのマニュアルを参照してください。バッテリーの平らな面がプラス(+)です。
警告:コンピュータのカバーまたはパネルを開ける前に、すべての電源を外してください。PC内部の作業が終わったら、カバー、パネル、ネジをすべて取り付けてから、電源に接続します。
警告:静電気放出を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用するか、または塗装されていない金属面とコンピュータの背面にあるコネクタに同時に触れる操作を周期的に行い、静電気を身体から除去してください。
- DellのマニュアルWebサイトを開きます。
- お使いのDell製デスクトップを特定します。
- お使いのDell製デスクトップのモデル番号またはサービス タグを入力して、[検索]をクリックします。
- または、[すべての製品の参照]をクリックして、[デスクトップ]を選択し、製品カタログからお使いのDell製デスクトップを選択します。
- [マニュアル]タブで、[マニュアルおよび文書]セクションに移動し、ユーザー ガイドまたはサービス マニュアルの横にある[PDFの表示]をクリックします。
- 「コイン型電池」セクションまでスクロールします。
- CMOSバッテリーを取り外すには、「 コイン型電池の取り外し 」セクションの手順に従ってください。
- CMOSバッテリーを取り付けるには、「 コイン型電池の取り付け 」セクションの手順に従ってください。
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