記事の概要:この記事では、SYSVOL 以外のレプリカ セットでの DFS レプリケーション同期のトラブルシューティング手順について説明します
注:DFSRは、レプリケーション グループと呼ばれるサーバー グループ全体にDFSネームスペースからデータをレプリケートするために使用されるテクノロジーです。これらのメンバーは、リソースが使用可能である間、同期されていることが重要です。DFSレプリケーション グループ同期の推奨されるトラブルシューティング手順を次に示します。
1.
バックログを確認します。
a. 診断レポートを実行します。
i.
Server 2012以降 -
[サーバー マネージャー]、[
ツール]、[
DFS管理]の順にクリックします
Server 2008、2008 R2 -
[スタート]-[
>管理ツール]-[
DFS管理]>クリックします
ii.
レプリケーションを展開します
iii. 名前空間のレプリケーション グループを右クリックします。
iv.
診断レポートの作成
vをクリックし、ウィザードで
次へ を選択します。
vi.デフォルトのWebブラウザーで、レポートが自動的に開きます。ブラウザーを閉じたときに
C:\DFSReports でも使用できます。
b.管理者特権のコマンド プロンプトから、「
DFSDiag /TestDFSIntegrity /DFSRoot:<DFS root path> /Full」を実行し
結果をトラブルシューティングします。 結果をファイル (
<cmdstring>> dfsdiag.txt) にパイプ処理して、アイテムのレビューを容易にします。
c. 診断レポートと同じルーチンを使用して伝播テストを実行しますが、[
Health Check] ではなく
最初のページで
[Propagation Test] を選択します
2.
遅延を確認します。
a. NICドライバーが最新のものであることを確認します。
b.ウイルス対策ソフトウェアがDFS対応であることを確認する(つまり、適切な除外が設定されている)か
トラブルシューティングの手段として一時的に無効化することを検討します。
c. 帯域幅スロットリングを確認します
i.
Server 2012 以降 -
[Server Manager]、[
Tools]、[
DFS Management]の順にクリックします
Server 2008, 2008 R2 -
[スタート]-[>
管理ツール]-[
DFSの管理]>をクリックします
ii.
レプリケーション
の展開 iii.名前空間のレプリケーション グループをクリックします。
iv.
「接続」タブをクリックします。
v. レプリケーション グループ メンバーを右クリックし、[
プロパティ]を選択します。
vi.
[Enable replication]と
RDCにチェックが入っていることを確認します。
vii.
[Schedule](スケジュール)タブをクリックします。[
スケジュールの表示]をクリックします。
viii.帯域幅の使用量が「
フル」になっていることを確認します。一方、スロットルされている場合は、増やすことを検討して
パフォーマンスにプラスの影響を与えるかどうかを確認します。
d. ステージング クォータを確認します。デフォルトは4Gbです。
i. [
サーバー マネージャー]、[
ツール]の順にクリックしてから[
DFS管理]をクリックします。
ii.
レプリケーションを展開します
iii.問題のある名前空間のレプリケーション グループをクリックします。
iv.[
メンバーシップ]タブで、レプリケーション グループの各メンバーを右クリックします。
v. [
ステージング]タブをクリックします。
vi.データ セットのファイル サイズに比して4Gbが十分ではない場合は、増やすことを検討してください。
ステージング領域の高度なサイジング:
http://blogs.technet.com/b/askds/archive/2011/07/13/how-to-determine-the-minimum-staging-area-dfsr-needs-for-a-replicated-folder.aspx
追加情報:
DFS-R実装の背景情報については、
を参照してください http://www.adshotgyan.com/2010/12/dfsr-replication-group-in-windows-2008.html