UnityXTのローカルレプリケーション機能について

tanboi_3さん

・ローカルレプリケーションの送り先側(デスティネーション側)のLUNには普段は一切アクセスができないものでしたでしょうか？
NASだとProxyNAS機能を使えば送り先側のNASにアクセスできたと思いますが、Blockでのレプリケーション時はそういったR/Wアクセスできる
ような機能はありましたでしょうか・・・

⇒レプリケーションの送り先側(デスティネーション側)のLUNはRead Onlyです。レプリケーションのフェイルオーバーをすることでRead Writeになります。

参考：Dell Unity: Replication Technologies
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Once the failover operation is initiated the destination resource will be available for Read/Write operations and the original source resource will no longer be available for reads or writes

・ローカルレプリケーションでLUNを旧プールから新プールへ移行する場合、差分でデータをおおよそ送り切った後にメンテナンス日を設けて最終レプリケーションでデータをすべて移行したあとフェールオーバをするようなイメージだと思いますが、フェールオーバを実施した後はUnityやサーバで特に新規設定や設定変更はせずともサーバ側からそのLUNは移行前の状態と同じように見えていて、そのままアクセスは継続できるイメージでよかったでしょうか？

⇒Failoverした後の新しく移行した先のLUNでも同様にホストアクセスの設定を別途する必要があります。

参考：Dell Unity: Replication Technologies
Page 15 
If host access is configured on the destination resource, hosts can access the data at this time.

・最終同期完了後にフェールオーバをした後は明示的にそのレプリケーションセッションを削除する、という作業は必要になりますでしょうか？
それともフェールオーバをした時点でそのレプリケーションセッションはなくなるものなのでしょうか？
⇒レプリケーションセッションがなくなるということはないので削除が必要です。

・UnityでLUNをそのまま複製するようなコピー機能はありましたでしょうか？データ移行ですのでクローンではなく、実データをそのままコピーする機能が必要なのですが、無いですよね・・・

⇒既存のプールにあるLUNを新規のプールへ移動させたいのであればLUN Moveで移動が可能です。この場合対象LUNがPoolXからPoolYへオンラインで移行されホストアクセス設定などもそのままなのでtanboi_3さんのご希望に沿った機能かもしれません。

ただ、この場合対象LUNで作成していたSnapshot やレプリケーションなどの設定は消えます。

参考：UNITY NASサーバ、ファイルシステムのPOOL変更

ブロック（LUN）であれば、LUN Migration機能（Unisphere GUIにおける ストレージ > ブロック > その他のアクション > 移動）があるので現在使用しているPOOLから別のPOOLに変更することは容易に可能

unityのLocal LUN Moveに関して

レプリケーションやスナップショットの情報はLUNを移動した際に消えてしまうという点です。

Dell EMC Knowledge Article 000021873 :  Dell EMC Unity: How to Move/Migrate Unity Datastore /LUN /Vvol (User Correctable)