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Unityオール フラッシュ/ハイブリッド、またはUnityVSA™システムへのDell Unity™ファミリー VNX® Seriesデータ インポート ユーザー ガイド

マルチプロトコルVDMインポートの前提条件

NFS VDMとCIFS VDMの両方、その関連ファイル システムを、VNXストレージ システムからUnityストレージ システムへインポートするには、次の前提条件が要求されます。

  • VNXストレージ システムとUnityストレージ システムの間で時間が同期されている。時間差は5秒以内でなければなりません。ソースVDMをホストするVNX Data MoverとターゲットUnity SPとで、使用するNTPサーバーを同じにします。NTPの詳細については、Configuring Time Services on VNXを参照してください。
    注:使用するNTPサーバーの階層番号は5以下でなければなりません。
  • VDMインポート操作を実行するために、ターゲットUnityシステム上に1つ以上のプールが作成され、使用可能である。選択されたプールは、移行されたソースVDMとそのすべてのファイル システムを格納するのに十分なサイズであることが必要です。
    注:移行では、圧縮データは解凍され、重複排除されたデータは重複排除が解除されます。こうしたデータ サイズ変更を処理するのに十分な容量をターゲット プールに確保してください。データの圧縮と重複排除で節約できるスペースの量については、ソースVNXで確認してください。その上で、解凍されるデータと重複排除を解除されるデータに要するスペースの量を判断してください。
  • VDMインポート セッションを作成する前に、次の操作を行う必要がある。
    • 移行インターフェイスをソースData Mover(IPv4にはserver_ifconfig <server_name> -create -Device <device> -name <nas_migration_interface_name> -protocol IP <ipv4> <ipnetmask> <ip-broadcast>を使用、IPv6にはserver_ifconfig <server_name> -create -Device <device> -name <nas_migration_interface_name> -protocol IP6 <ipv6/PrefixLength>を使用)に作成し、そのインターフェイスを移行対象ソースVDMへアタッチします(nas_server -vdm <vdm_name> -attach <nas_migration_interface_name>を使用)。移行を実行するためにソースVDMで追加されたインターフェイスの名前にはプレフィックスnas_migration_を付け、そのインターフェイスが移行プロセスで特定されるようにします。このインターフェイスはVDMインポート操作にのみ使用し、本番インターフェイスとして使用してはなりません。各VDMインポート セッションがコミットされた後に、そのインターフェイスを再使用するには、その次に来るVDMへアタッチします。
  • ソースVDMが配置されている物理Data Moverに、移行中のVDMに接続されていないIPインターフェイスが少なくとも1つ構成されていることを確認します。このIPインターフェイスにより、ソースData Moverが無停止のネーム サービスを残りのファイル サーバに確実に提供できます。この追加インターフェイスが存在しない場合、VDMインポート セッションは失敗します。
  • NFSの場合は、ターゲットUnityシステムで使用されるコード ページと、ソースVNXシステムで使用されるコード ページとが一致していることを確認します。
  • 以下の点を確認します。
    • ソースVDMにADがある場合は、移行インターフェイスがソースCIFSサーバーに追加されていることを確認します。また、移行インターフェイスに付いているDNSドメインのプレフィックスは、本番環境インターフェイスと異なっている必要があります。nas_migration_ interfaceがDNSゾーンの下のサブドメインに割り当てられているようにします。

      このインターフェイスをDNSゾーンで追加するには、コマンド フォーマットserver_cifs <vdm_name> -add compname=<compname>,domain=<domainname>,interface=<nas_migration_interface>,dns=<specific_prefix.domainname>を使用します。このコマンドにより、移行IPアドレスをホストするための追加ゾーンがDNSサーバーに作成されます。このアクションにより、移行インターフェイスは確実に本番環境では使用されなくなります。ソース システムに関連するCLIコマンドの詳細については、VNX Command Line Interface Reference for Fileを参照してください。

    • ソースVDMで単一のCIFSサーバが構成されていること。
    • C$共有が、VDMをホストするソースData Moverで使用可能で、無効になっていない、または読み取り専用に設定されていないこと。

      C$共有は使用可能である必要があります。使用可能になっていないと、インポートを開始できません・ソースで無効になっている場合、または読み取り専用の場合は、対応するパラメーターを変更して有効にします。

      server_param <source_server> -facility cifs -modify admin.shareC_NotCreated -value 0
      server_param <source_server> -facility cifs -modify admin.shareC_RO -value 0
      注:admin.shareC_NotCreatedに対する変更に効力を持たせるため、CIFSファシリティーに関連づけられているサービスを停止して、開始してください。
    • ソースCIFSサーバで、ローカルCIFSユーザーが有効になっていること。(AD参加CIFSサーバーのみ)ローカル ユーザーがソースCIFSサーバーで有効化されていない場合、有効化するには、server_cifs <vdmname> -add compname=<computername>,domain=<domainname>,local_usersを入力します。ローカル ユーザー サポート有効化の詳細については、Configuring and Managing CIFS on VNXを参照してください。
    • ソースCIFSサーバのローカル管理者グループのメンバーであるローカル ユーザーが、ソースCIFSサーバに存在すること。このユーザーには、バックアップおよびリストア権限が必要です(デフォルトでは、管理者ローカル グループのメンバーであれば十分です)。ローカル ユーザーとグループ アカウントの詳細については、Configuring and Managing CIFS on VNXを参照してください。
    • インポートに使用するリモート システムのローカルCIFSユーザーの認証情報、ユーザー名、パスワード。
    • VDMをホストするソースData Moverで拡張ACL機能が有効になっていること(パラメーターcifs.acl.extaclにはビット2、3、4セット、10進数値28が必要です)。設定を表示するには、次のコマンドを使用します。
      server_param <source_datamover> -facility cifs -info acl.extacl
      必要に応じて、次のコマンドを使用して、設定を変更します。
      server_param <source_datamover> -facility cifs -modify acl.extacl -value 28
    • VDMをホストするソースData Moverで、不明SIDパラメーターが有効になっていること(パラメーターcifs.acl.mappingErrorActionが、0x0b、10進数値11に設定されている必要があります)。設定を表示するには、次のコマンドを使用します。
      server_param <source_datamover> -facility cifs -info acl.mappingErrorAction
      必要に応じて、次のコマンドを使用して、設定を変更します。
      server_param <source_datamover> -facility cifs -modify acl.mappingErrorAction -value 11
    • NTセキュリティがソースで有効になっていること。共有とUNIXのセキュリティ レベルはサポートされていません。このオプションは、ファイル システムのマウント オプションです。必要に応じて、ファイル システムのマウント オプションを変更します。
    • ソースVDMがutf8ベースであること。ASCIIファイル システムはサポートされません。
    • SMBサーバーが、Windows NT 4.0のようなCIFSサーバーでないこと。
      注:SMB操作にあたっては、SMB1が有効になっていることを確実にしてください。SMB1は、初回コピーを開始するのに必要であり、すべてのCIFSベースの移行での要件です。移行が完了したら、SMB1を無効化することができます。
    • ドメイン参加CIFSサーバーがある場合、WindowsドメインでDNSが設定されていること。
    • カットオーバー後、ソースの他のVDMが、DNSおよびDC(ドメイン コントローラー)にアクセスできること。
    • カットオーバー後、デスティネーションのDNSとDCにアクセス可能であること。
  • 2台のControl Stationが含まれるソースVNXシステムの場合、インポート接続の構成で使用される、管理者ロールを持つユーザーのホーム ディレクトリは、VNXのプライマリControl Stationに存在しなければならない。詳細については、2台のControl Stationを備えたVNXシステムを参照してください。
  • VDMインポートを実行する前に、ソースVNXシステムとターゲットUnityシステムとの間にインポート接続が作成されていなければならない。

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