LUNまたはコンシステンシー グループ インポート セッションの前提条件
LUNまたはコンシステンシー グループのインポート セッションを開始するには、次の条件を満たしている必要があります。
- ソースVNXシステムが存在し、VNX1ブロックOEが5.32.x以降、またはVNX2ブロックOEが5.33.x以降である。
- (オプション)インポート セッションの指定された名前が他のインポート セッションで使用されていない。
- SAN CopyがソースVNXシステムで有効になっている。
- ソースLUNまたはコンシステンシー グループが存在している。
- ソースLUNまたはコンシステンシー グループがインポート中でないか、このソースLUNまたはコンシステンシー グループに、関連づけられている完全なインポートがある。
- ソース システムとターゲット システムの間で使用されているインポート接続のタイプに応じた条件:
- FCベース接続を使用するインポートについては、FCポートがケーブル接続され、VNXストレージ システムとUnityストレージ システムの間でポート ゾーニングが構成されている。
注:ホスト トラフィックとMirrorViewに使用されているポートは避けてください。VNXでは、同じポートで構成されているSAN CopyとMirrorViewは動作しないため、インポート接続を構成できません。SAN Copy用にソースSPA FC_1ポートとSPB FC_1ポートおよびターゲットSPA FC_1ポートとSPB FC_1ポートを構成し、ケーブル接続してください。また、同期レプリケーションに使用されるポートも避けてください。
- iSCSIベース接続を使用するインポートについては、ソース システムとターゲット システムの両方でiSCSIインターフェイスが構成されている。
- ソース システムのSPAとSPBでiSCSI IPインターフェイスを構成します。ブロック インポートiSCSIインターフェイスについては、MirrorView予約iSCSIポートを避けてください。
- ソース システムとターゲット システムの間のiSCSI IP接続を構成し、その接続の構成を確認します。
- インポート接続が確立された場合は、次が発生している。
- 管理IP接続とVNX管理者認証情報が検証済み。
- VNX SAN Copy FCまたはiSCSIイニシエータが検出および登録済み。
- ソース システム上のインポート対象ブロック リソースすべてが検出済み。
注:検出されたオブジェクトとその関係は保持されます。
- RLP(予約済みLUNプール)が構成されている。
注:ソースLUN用に作成されたRLP LUNのサイズは、ソースLUNサイズの20%にすることをお勧めします。
- 1つのLUNのインポートについては、1つのRLP LUNが構成されている。
- LUNのコンシステンシー グループのインポートについては、コンシステンシー グループのLUNごとに1つのRLP LUNが構成されている。
注:RLP LUNが、特定の機能に対するソースLUNにタグ付けされることはありません。ソースLUNを対象とするRLPにRLP LUNが追加されている場合は、まったく別のSnapViewやその他のSAN Copyセッションが、新しく追加されたRLP LUNを使用することができます。インポート中、SnapView、MirrorView/Aなどの他の機能は停止することをお勧めします。
- ソース システムのホストまたはストレージ グループと同じターゲット システムでホストを構成する。
注:iSCSIホストの場合、ホストはターゲット システムにログインして、ターゲット システムでホスト イニシエータを登録する必要があります。