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Unityオール フラッシュ/ハイブリッド、またはUnityVSA™システムへのDell Unity™ファミリー VNX® Seriesデータ インポート ユーザー ガイド

CIFSのみのVDMインポートの初回コピー

インポートの開始後、VDMインポートは初回コピー状態になります。初回コピーは、次の3つのシーケンシャルなステージで構成されます。

  1. ターゲットNASサーバとファイル システム(シン ファイル システム)のプロビジョニング
  2. 初回データ コピー
  3. 構成のインポート

ターゲットのプロビジョニング

ターゲット システムにおけるNASサーバとファイル システム(シン ファイル システム)のプロビジョニングの順序を次に示します。

  1. インポート セッションが初期化のために検証され、すべてのパラメーターが正しく設定されます。
  2. ターゲットNASサーバがインポート ターゲット モードで作成され、適切な名前が付けられます。
  3. ターゲット ファイル システムまたはファイル システムがインポート ターゲット モードで作成され、ソース マウント パスと正確に一致する適切な名前が付けられます。
  4. ソースVDMのすべてのネットワーク インターフェイスは、ターゲットNASサーバ内でクローン作成されます。無効モードでは、すべてのインターフェイスが作成されます。
  5. ソースVDMインターフェイスに関連したすべてのネットワーク ルーティング テーブルが転送先でクローン作成されます。
  6. (このステップが適用されるのは、SMBサーバがドメインに参加している場合のみです。)DNSドメインとその対応するサーバはソースVDMから選択され、ターゲットNASサーバで設定されます。DNSドメインは、以下のとおりに選択されます。
    • VDMレベル (nsdomain)で構成されているDNSドメイン。
    • VDMのSMBサーバのドメイン名に正確に一致するストレージ システム レベルのDNSドメイン。
    その他の場合では、事前のチェックは失敗します。
  7. ターゲットNASサーバでSMBプロトコルが有効になり、ソースCIFSサーバ構成がクローン作成されます。
    注:ソースVDMに付加されているすべてのネットワーク インターフェイスは、ソースVDMのCIFSサーバにあったかどうかとは関係なく、ターゲットSMBサーバに追加されます。
  8. ソース ファイル システムから対応するターゲット ファイル システムにクォータ情報がダンプされます。Unityでファイル システムがVMware NFSデータストアとしてインポートされると、クォータ インポートのダンプがスキップされます。
  9. すべてのファイル システムのデータをソースからターゲット ファイル システムにコピーします。ファイル システムの全体のディレクトリとファイルの構造が解析され、宛先でクローン作成されます。ただし、コールド データ(1時間以内に変更されていない)のみがコピーされます。初回のコピー中は、アクセスできないデータはスキップされます。
    注:解析は、1回だけ行われます。ファイルまたはディレクトリが、解析完了後に作成された場合、それらの新しいノードは、増分コピー中に移行されます。
  10. ローカル グループとユーザーは、CIFS共有の前に移行されます。
  11. ソースVDMのすべてのCIFS共有は、ターゲットNASサーバ内でクローン作成されます。
  12. CIFSのみのVDMの移行時に移行されるソース パラメーターには、次のものがあります。
    • acl.extAcl
    • acl.restrictedTakeOwnership
    • admin.shareC_NotCreated
    • admin.shareC_RO
    • allowSnapSureVss
    • cifsclient.timeout
    • LanmanServer.disableNameChecking
    • LanmanServer.IdleUserAutoLogoff
    • LanmanServer.MaxMpxCount
    • nullSession
    • ReadOnly.Comp
    • ReadOnly.Delete
    • set_eas_ok
    • smbsigning
    • srvmgr.diskdrive
    • srvpwd.updtMinutes
    • windowsTimeUpdate
    • virtualDirName
    • updateMode
    • updatePTRrecord
    • cacheMaxGroups
    • cacheMaxHosts
    • SecurityLayer
    • maxNISCacheGroupsCount
    • maxNISCacheUsersCount
    • followabsolutpath
    • followdotdot
    • Traces
    パラメーターの値が適用された後、新しい値を考慮に入れるためにNASサーバが再起動されます。

初回コピー中にインポートが失敗した場合、構成のインポートはロールバックされません。報告された問題の修正後、インポート操作は、前回失敗した時点から再開することができます。


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