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Unityオール フラッシュ/ハイブリッド、またはUnityVSA™システムへのDell Unity™ファミリー VNX® Seriesデータ インポート ユーザー ガイド

CIFSのみのVDMインポート セッションの前提条件

CIFSのみのVDMのインポート セッションを開始するには、次の条件を満たしている必要があります。

  1. ソースVNXシステムが存在し、VNX1 OEが7.1.x以降、またはVNX2 OEが8.1.x以降である。
  2. (オプション)インポート セッションの指定された名前が他のインポート セッションで使用されていない。
  3. ソースVDMが存在し、ロード済み状態でない。
  4. ソースVDMがインポート中でないか、このソースVDMに、関連づけられている完全なインポートがある。
  5. ソースVDMには、NFSエクスポートはありません。
  6. SMB操作で、初期コピーを開始するにはSMB1を有効化する必要があります。SMB1は、すべてのCIFSベースの移行での要件です。移行が完了したら、SMB1を無効化することができます。
  7. VDMをホストするソース側DM(Data Mover)と、ターゲットNASサーバをホストするターゲット側SPの間の最大許容変差時間が5秒である。
  8. ソースVDMに接続されている実行中のすべてのネットワーク インターフェイスのうち、名前がnas_migration_xxで始まるネットワーク インターフェイスが1つのみ存在している。このインターフェイスは、ソース インポート インターフェイスとして使用されます。
  9. ソースVDMが配置されている物理Data Moverに、移行中のVDMに接続されていないIPインターフェイスが少なくとも1つ構成されていることを確認します。
  10. レプリケーション タイプの重要なインターフェイスの1つが、ターゲットSPのデフォルト本番ポート上に存在して、ソース インポート インターフェイスと同じIPプロトコル(IPv4 または IPv6)を使用し、同じVLAN 内に存在します。ターゲット インポート インターフェイスは、ソース インポート インターフェイスにアクセスできます。このインターフェイスは自動検出できますが、ターゲット インポート インターフェイスとして指定することもできます。
  11. デフォルトのターゲット本番ポートが存在し、タイプ ファイルをサポートしている。
  12. インターフェイス ポート ペアの指定されたターゲット本番ポートすべてが存在し、タイプ ファイルをサポートしているほか、デフォルト ターゲット本番ポートの同じSPにある。
  13. インターフェイス ポート ペアの指定されたソース本番インターフェイスすべてが存在し、起動状態である。
  14. ソースのインポート インターフェイスがインポート専用である。このインターフェイスはホストのアクセス用には使用できません。その他の目的、たとえば、ホストへのNFSエクスポートまたはCIFS共有のエクスポートにこれが使用されていないことを確認します。
  15. ファイル システム プール ペアの指定されたソース ファイル システムすべてが存在し、有効なインポート候補である。(このインポート候補はソースVDMにマウントされ、NMFS、レプリケーションのデスティネーション、ルート ファイル システム、未フォーマットのファイル システム、インポートされていないFLRファイル システムにはできません)。
  16. ターゲットNASサーバを作成するために指定されたターゲット プールが存在する。
  17. ファイル システム プール ペアの指定されたターゲット プールすべてが存在する。
  18. ターゲットVMwareデータストア候補の指定されたソース ファイル システムすべてが存在し、有効なインポート候補である。
  19. デフォルト ターゲット本番ポートのSPにアクティブなインポート セッションがない。
  20. インポート セッションが作成されている場合は、インポート候補のソース ファイル システムの合計が、アクティブなセッションすべての合計ファイル システムの制限を超えることはできません。
  21. ソースVDMにマウントされている有効なソース ファイル システムが少なくとも1つ存在する。
  22. ソースVDMに接続された実行中の有効なソース本番インターフェイスが少なくとも1つ存在する。
  23. 有効なソース本番インターフェイスの合計が、ターゲットUnityシステムの各NASサーバに対するネットワーク インターフェイスの制限を超えることはできない。NASサーバーに関連するネットワーク インターフェイスの制限の詳細については、オンライン サポートUnityサポート マトリックスを参照してください。
  24. ソースVDMで単一のCIFSサーバが構成されていること。
  25. C$共有が、VDMをホストするソースData Moverで使用可能で、無効になっていない、または読み取り専用に設定されていないこと。C$共有は使用可能である必要があります。使用可能になっていないと、インポートを開始できません・ソースで無効になっている場合、または読み取り専用の場合は、対応するパラメーターを変更して有効にします。
    server_param <source_server> -facility cifs -modify admin.shareC_NotCreated -value 0
    server_param <source_server> -facility cifs -modify admin.shareC_RO -value 0
    注:admin.shareC_NotCreatedに対する変更を有効にするには、CIFSファシリティに関連づけられているサービスを停止し、開始する必要があります。
  26. ソースCIFSサーバで、ローカルSMBユーザーが有効になっていること
  27. インポートを実行するユーザーはソースのローカル管理者グループに属していて、バックアップとリストアの特権を持っている必要があります。
  28. VDMをホストするソースData Moverで拡張ACL機能が有効になっていること(パラメーターcifs.acl.extaclにはビット2、3、4セット、10進数値28が必要です)。設定を表示するには、次のコマンドを使用します。
    server_param <source_datamover> -facility cifs -info acl.extacl
    必要に応じて、次のコマンドを使用して、設定を変更します。
    server_param <source_datamover> -facility cifs -modify acl.extacl -value 28
  29. VDMをホストするソースData Moverで、不明SIDパラメーターが有効になっていること(パラメーターcifs.acl.mappingErrorActionが、0x0b、10進数値11に設定されている必要があります)。設定を表示するには、次のコマンドを使用します。
    server_param <source_datamover> -facility cifs -info acl.mappingErrorAction
    必要に応じて、次のコマンドを使用して、設定を変更します。
    server_param <source_datamover> -facility cifs -modify acl.mappingErrorAction -value 11
  30. NTセキュリティがソースで有効になっていること。共有とUNIXのセキュリティ レベルはサポートされていません。
  31. ソースVDMがutf8ベースでないこと。
  32. ソースCIFSサーバが、CIFSサーバのようにWindows NT 4.0でないこと。
  33. ドメイン参加CIFSサーバーの場合、Windowsドメインに対してDNSが構成されていること。
  34. カットオーバー後、ソースの他のVDMが、DNSおよびDC(ドメイン コントローラー)にアクセスできること。
  35. カットオーバー後、デスティネーションのDNSとDCにアクセス可能であること。
  36. FLRが有効なファイル システムのVDMインポートを実行する場合、DHSMサービスを実行しているソースVNX Data Moverは、ユーザー名とパスワードの認証情報を使用して設定する必要がある。
  37. インポート セッションを開始する前に、ファイル システムに構成されているツリー クォータが存在する場合は、CIFS共有パスとクォータ ディレクトリが同じであり、大文字と小文字が一致することを確認する。たとえば、クォータ ツリー パスが/DIR1の場合、CIFS共有パスは/<fsname>/DIR1である必要があります。

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