Unityオール フラッシュ/ハイブリッド、またはUnityVSA™システムへのDell Unity™ファミリー VNX® Seriesデータ インポート ユーザー ガイド

CIFSのみのVDM ンポートのキャンセル

インポート中は、カットオーバーおよびコミット フェーズを除き、進行中のインポート セッションをいつでもキャンセルできます。インポート セッションのキャンセルの意味は、インポート セッションの状態に応じて異なります。

• インポートの開始前の場合は、インポート セッションが削除されます。
• インポートの開始後、カットオーバー前：
  • データ コピーの停止
  • コピーされたデータとインポートされた構成データのクリーンアップ
  • NASサーバおよびファイル システム移行のクリーンアップ（ユーザー作成のファイル システムを除く）
  注: CIFSクライアントは、これまでどおりソースにアクセスし、ソース構成はそのままになります。
• カット オーバーしてからコミットする前に、カット オーバー後にターゲットで加えられたいくつかの構成変更に戻るようにソースに対してSMB移行が同期されます。
  • ターゲットでは、すべてのネットワーク インターフェイスは無効になります。DUは、そこから開始します。
  • すべてのファイル システム データの移行が停止します。ソース ファイルシステム上のデータは、ターゲット ファイル システム上のデータと同期します。
  • SMBサーバのAD（Active Directory）アカウントは、元のソースにコピーされます。ソースは、ADにおける変更なしに、ADアカウントを再利用できます。
  • ソースのCIFSサーバは、CIFSサーバの本番名に名前を変更されます。結合はありません。CIFSは、変更なしにADアカウントを再利用できます。
    注:AES256は、VNXではサポートされていないので、通常のCIFSクライアントが再接続するには、kerberosの（klist purge）キャッシュをクリアする必要があります。
  • ターゲットのホーム ディレクトリのファイルは、元のソースにコピーされます。
  • 増分コピー中にターゲットで行われたすべての追加、削除、または共有の更新は、元のソース（ACL（アクセス制御リスト）を含む）に伝播されます。DFS（分散ファイル システム）に関しては、いくつかの制限があります。
    • ソースにある既存のDFS共有のDFSリンクのみが同期されます。
    • 増分コピー中に作成されたDFS共有は、ソース上では非DFSとなります。
    • ソースでDFSであったDFS共有は、DFSのままになります。
  • ソースにあるすべての本番インターフェイスを再度有効にします。
  • すべての構成の更新を考慮に入れるよう、ソースVDMが再起動されます。DUは、このステップの最後で終了します。
  • ターゲット のNASサーバとファイル システムは削除されます。
    注:ダウンロード可能なインポート レポートへのアクセスを保持するため、インポート セッションは破棄されません。

ユーザーがインポートのカットオーバー後にファイル システムを作成すると、ターゲット本番インターフェイスは削除されますが、そのファイル システムとターゲットNASサーバは保持されます。