サーバー上で実行されている Storage Spaces と残りの役割および機能が期待どおり実行されるよう、一部の処理能力を Hyper-V ホストサーバー用に予約しておく必要があります。デルは、各サーバーについて少なくとも 2 つの論理プロセッサを仮想マシンに対して未割り当てのままにして、Hyper-V ホストサーバーで使用できる状態にしておくことをお勧めします。
また、デルは、計算ノードに障害が発生した場合に、仮想マシンが残りの計算ノードにフェールオーバーしたときに、これらのノード内の論理プロセッサのリソースが追加的な仮想マシンの負荷を処理できるように、Hyper-V ソリューションを設計することをお勧めします。デルは、次の式に示すように、計算クラスタがホストしているすべての仮想マシンに割り当てられる論理プロセッサの数が、各ノードで使用可能な論理プロセッサの数に合計ノード数から 1 を引いた数を掛けた数を超えないことをお勧めします。
仮想マシンで使用可能な合計プロセッサ数 = (ノードあたり使用可能論理プロセッサ – 2)*(合計ノード数–1)
たとえば、3 ノード統合型クラスタは、各ノードで 32 の論理プロセッサを使用し、2 つの論理プロセッサが各ノード用に予約されている場合は、各ノードで最大 (32-2)*(3-1) = 60 の論理プロセッサが、すべての仮想マシンへの割り当てに使用可能です。各仮想マシンが 1 つの論理プロセッサのみを使用するように設定されていると仮定すると、ソリューションでノードごとに最大 60 の合計仮想マシン 、または 20 の仮想マシンをサポートできます。