監視ディスクは、ノード動作は継続中でも相互通信ができないというノードまたはネットワーク通信障害が発生した場合に使用されます。監視ディスクは、クォーラムを維持するためにクラスタの一部のままとなるクォーラムがどれかを決定する投票プロセスの一部として機能します。この補助ディスクは、クラスタ上で奇数のストレージノードで使用して、引き分けの場合に投票数で確実に過半数が出るようにします。
クラスタクォーラム監視には、ディスク監視とファイル共有監視の 2 つのオプションがあります。SOFS 構成では、継続的に使用可能な SMB 共有を SOFS クラスタで作成して監視ディスクをホストすることができるため、デルではファイル共有監視を使用することをお勧めしています。ファイル共有監視ディスクは、ストレージ階層のない小規模の 3 GB の 2 方向ミラー監視ディスクで作成できます。
統合型構成では、デルは、クォーラムディスクを、すべてのノードにアクセスできるストレージプール内にある CSV に配置することをお勧めします。
次の PowerShell コマンドを実行して、クラスタクォーラムディスクを作成します。
Set-ClusterQuorum <Mode> <PathToResource>
たとえば、3 台の DSMS 730 ストレージノードを使用した 3 x 3 構成。クォーラムモードを MYCLUSTER という名前のクラスタ上にファイル共有またはディスク監視なしのノードマジョリティに設定。
Set-ClusterQuorum –NodeMajority –Cluster MYCLUSTER
たとえば、4 台の DSMS 630 ストレージノードを使用した 4 x 4 構成。クォーラムモードは、SOFS ファイル共有として 1 GB VD セットアップのノードおよびファイル共有マジョリティに設定。クラスタは MYCLUSTER、ファイル共有は FileShareWitness と命名されます。
Set-ClusterQuorum -NodeAndFileShareMajority "\\MYCLUSTER\FileShareWitness"