Microsoft Storage Spaces は、複数の物理ディスク全体にデータをストライピングすることにより、パフォーマンスを最適化します。ストライプサイズ(インターリーブサイズ)はデフォルトで 256 KB に設定されています。つまり、Microsoft Storage Spaces では各ディスクで 1 ストライプあたり 256 KB のデータが格納されます。新しい仮想ディスクを作成するときストライプサイズを設定できますが、設定は PowerShell を使用してのみ可能です。
パフォーマンスを最大にするために、インターリーブサイズをワークロードで最も一般的な I/O と同程度にします。I/O データがインターリーブのサイズを超過すると、複数のストライプに分割され、1 回の書き込み動作が複数回の書き込み動作になり、パフォーマンスが低下します。インターリーブサイズはバイト単位で設定します。
特定のインターリーブサイズの仮想ディスクを作成するには、次の PowerShell コマンドを実行します。
New-VirtualDisk -FriendlyName <vdName> -StoragePoolFriendlyName <poolName> -ProvisioningType Fixed -ResiliencySettingName <Simple| Mirror| Parity> -PhysicalDiskRedundancy <1|2> -NumberOfColumns <#ofColumns> –Interleave <#ofBytes> -StorageTiers <ssdTierObject, hddTierObject> -StorageTierSizes <ssdTierSize , hddTierSize>
たとえば、ストレージプール MyPool1 に exampleVD3 という名前の新しい仮想ディスクが作成されます。これは 2 方向ミラーです。ワークロードに最も一般的な I/O サイズは 64 KB です。この仮想ディスクの場合、 Interleave 属性は 65536(バイトに変換すると 64 KB)に設定されます。
New-VirtualDisk -FriendlyName “exampleVD3” -StoragePoolFriendlyName “MyPool1” -ProvisioningType Fixed -ResiliencySettingName Mirror -PhysicalDiskRedundancy 1 –NumberOfColumns 4 –Interleave 65536 –StorageTiers $ssd_tier, $hdd_tier –StorageTierSizes 50GB, 8TB