各サーバーにマルチパス I/O(MPIO)を構成すると、Windows Server が障害時にハードディスクドライブへの代替パスを使用することができ、負荷バランシングを提供します。各サーバーが正しく接続され、デュアルポート SAS 物理ディスクドライブを使用している場合、サーバーには各物理ディスクドライブに対して 2 つの物理パスがあります。
このソリューションに推奨されるグローバル MPIO 負荷バランシングポリシーは、最小ブロック(LB)です。
LB を有効にするには、各サーバーで次の PowerShell コマンドを実行します。
Set-MSDSMGlobalDefaultLoadBalancePolicy -Policy LB
これにより LB にグローバル値が設定されます。ソリューションに追加された新しいドライブは、すべて自動的に LB として設定されます。デルでは、アプリケーションの大部分で最適なパフォーマンスを実現するため、SSD および HDD の両方に最小ブロックを使用することを推奨します。
異なるドライブのグループごとに、異なる負荷バランシングポリシーを設定するには、次のコードを使用します。簡単に変更するために、デルではドライブのモデル識別子を使用します。HDD と SSD を混合して使用している場合、これらを手動で設定する必要があります。
ターゲットハードウェアの識別子の値を表示するには、次のコマンドを実行します。
mpclaim -e
mpclaim -l -t "Target H/W Identifier" Policy Number
ポリシー番号オプション:
0 = ポリシークリア
1 = フェイルオーバーのみ
2 = ラウンドロビン
6 = 最小ブロック
HDD および SSD でプロセスを実行する必要があります。使用可能な他のポリシー番号がありますが、デルではこれらだけをサポートしています。
プールがすでに作成されている場合は、ドライブハードウェア識別子を手動で取得してポリシーを設定する必要があります。