本書では、Dell Storage with Microsoft Storage Spaces(DSMS)ソリューションのベストプラクティスについて説明しています。DSMS は、Microsoft Storage Spaces と Dell サーバー、ストレージおよびネットワーキングを使用したソフトウェア定義ストレージ(SDS)です。DSMS ソリューションは、スケールアウトファイルサーバー(SOFS)として、または統合型ソリューションとして展開および設定することができます。
DSMS ソリューションを SOFS として設定する場合は、計算ワークロードはストレージから非集約化されます。計算ワークロードはサーバーメッセージブロック(SMB)を使用して、ストレージノード(ストレージエンクロージャに直接接続された SAS で、クラスタ化されたストレージ容量によりプロビジョニングおよび保護)上の SOFS ファイル共有にアクセスします。
また、DSMS ソリューションを統合型ソリューションとして設定することもできます。この実装では、SOFS は使用されず、計算ワークロードはサーバー上(ストレージエンクロージャに直接接続された SAS)で直接実行されます。クラスタ化されたストレージ容量は、共有ストレージ(すべての計算ワークロードデータの保存に使用)のプロビジョニングおよび保護に使用されます。