基本手順の実行に利用可能なオプション
障害分離とトラブルシューティングの手順を実行する場合は、サイトの環境に最も適切なオプションを選択します。どのオプションを使用しても(次に4つのオプションが説明されています)、別のオプションの使用は相互に限定されません。PowerVault Managerを使用してシステムとそのコンポーネントの正常性アイコン/値をチェックし、すべてが正常であるか、問題のあるコンポーネントにドリル ダウンするかを確認します。問題が検出された場合は、PowerVault ManagerまたはCLIのいずれかを使用して、推奨される対応策のテキストをオンラインで取得します。基本的な手順を実行するためのオプションが、使用頻度に従って次に一覧表示されています。
PowerVault Managerの使用
PowerVault Managerでは、正常性アイコンを使用して、システムとそのコンポーネントのOK、縮退、障害、不明の状態を表示します。PowerVault Managerによって、システムとそのコンポーネントの正常性を監視できます。どこかのコンポーネントに問題があれば、システムの正常性は縮退、障害、不明のいずれかとなります。WebアプリケーションのGUIを使用してドリル ダウンし、問題のある各コンポーネントを特定して、コンポーネントの[推奨]フィールド内の対応策に従って問題を解決します。
CLIの使用
PowerVault Manager使用の代替策として、show systemのCLIコマンドを実行して、システムとそのコンポーネントの正常性を表示できます。どこかのコンポーネントに問題があれば、システムの正常性は縮退、障害、不明のいずれかとなり、これらのコンポーネントが正常でないコンポーネントとして一覧表示されます。コンポーネントの正常性の推奨フィールドで推奨される対応策に従って問題を解決します。
イベント通知の監視
イベント通知を設定し、有効にすることで、イベント ログを表示してシステムとそのコンポーネントの正常性を監視できます。イベントが記録されたかどうかを確認するように、またはログのイベントの情報を表示するように、メッセージによって指示される場合は、PowerVault ManagerまたはCLIを使用してそれを実行できます。PowerVault Managerを使用してイベント ログを表示し、イベント メッセージをクリックして、そのイベントに関する詳細を表示します。CLIを使用して、show events detailコマンドを実行し(出力をフィルタリングするパラメーターを追加して使用)、イベントの詳細を表示します。
エンクロージャLEDの表示
ハードウェア上のLEDを表示(お使いのエンクロージャ モデルのLEDに関する説明を参照)して、コンポーネントの状態を特定できます。問題によってPowerVault ManagerまたはCLIにアクセスできない場合は、これが唯一の利用可能なオプションです。ただし、モニタリングおよび管理は、通常はラックに設置されたハードウェア コンポーネントのLEDの目視に頼るのではなく、ストレージ管理インターフェイスを使用して管理コンソールで行われます。