ESD に関する安全上の注意
いずれかの手順を開始する前に、次の注意事項および予防対策を確認してください。
静電気放出の防止
システムをESD(静電気放出)による損傷から守るために、システムの設定時または部品の取り扱い時に考慮すべき事項を守ってください。指やその他の導体からの静電気放出により、システム基板または静電気の影響を受けやすいその他のデバイスが損傷を受ける場合があります。このタイプの損傷を受けると、デバイスの耐用年数が短くなることがあります。
注意: 静電気放出によって部品が損傷を受けることがあります。次の注意事項に従ってください。
- 製品を静電気防止用コンテナ内で輸送および保存し、手での接触を避けてください。
- 静電気の影響を受けやすい部品は、静電気防止されたワークステーションに届くまで、コンテナ内で保管してください。
- 部品は静電気防止エリアに置いたあとにコンテナから取り出してください。
- ピン、リード、回路には触れないでください。
- 静電気に敏感なコンポーネントまたはアセンブリーに触れる場合は常に、正しく静電気を除去してください。
- 不要なもの(プラスチック、ビニール、クッション)を静電気防止のワークステーションから取り除いてください。
静電気放出を防ぐ静電気除去方法
静電気の除去に用いられる方法は複数あります。静電気に敏感な部品を取り扱う場合、もしくは取り付ける場合、次の注意事項に従ってください。
注意: 部品は静電気放出によって損傷を受けることがあります。適切な静電気防止措置を行ってください。
- 交換用CRUは、必要になるまでESDの袋に入れておきます。エンクロージャからCRUを取り外すときは、すぐにESDの袋および静電気防止パッケージに入れます。
- 接地コードによって静電気防止ワークステーションまたはコンピューター シャーシの未塗装面に接続されているESDリスト ストラップを身に着けます。リスト ストラップは柔軟なストラップで、接地コードは1メグオーム以上(±10%)の抵抗を持ちます。適切に静電気を防止するには、ストラップを肌に密着させてください。
- ESDリスト ストラップが使用できない場合は、コンポーネントを取り扱う前に、シャーシの未塗装面に触れます。
- 立って使用するワークステーションでは、ヒール ストラップ、トゥ ストラップ、またはブート ストラップを使用します。導電床または静電気を拡散するフロアマットの上に立つ場合は、両足にストラップを着用してください。
- 導電性のフィールド交換用工具を使用します。
- 持ち運べるフィールド サービス キットと折りたたみ式の静電気拡散作業マットを使用してください。
適切な静電気除去を行うための推奨備品がない場合、認定技術者に部品の取り付けを依頼してください。静電気および製品取り付けのサポートに関する詳細については、カスタマー サポートにお問い合わせください。詳細については、www.dell.com/supportを参照してください。