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Integrated Dell Remote Access Controller 8バージョン2.70.70.70ユーザーズ ガイド

自動設定を使用したサーバーとサーバコンポーネントの設定

自動設定機能により、サーバのすべてのコンポーネントを 1 回の操作で設定し、プロビジョニングできます。これらのコンポーネントには、BIOS、iDRAC、PERC があります。自動設定では、すべての設定可能なパラメータを含むサーバ設定プロファイル(SCP)の XML ファイルが自動的にインポートされます。IP アドレスを割り当てる DHCP サーバーも、SCP ファイルへのアクセスの詳細を提供します。

SCP ファイルは、ゴールド設定サーバを設定することにより作成されます。この設定は、DHCP や設定中のサーバの iDRAC によりアクセス可能な、共有された CIFS や NFS のネットワークロケーションにエクスポートされます。SCP ファイル名は、ターゲットサーバのサービスタグまたはモデル番号に基づく名前、または一般的な名前を指定することができます。DHCP サーバは、DHCP サーバオプションを使用して、SCP ファイル名(オプション)、SCP ファイルの場所、ファイルの場所にアクセスするためのユーザー資格情報を指定します。

注: CIFS は IPv4 と IPv6 の両方のアドレス、NFS は IPv4 アドレスのみをサポートします。

iDRAC が自動設定用に設定されている DHCP サーバから IP アドレスを取得すると、iDRAC は SCP を使用してサーバのデバイスを設定します。自動設定は、iDRAC がその IP アドレスを DHCP サーバから取得した後でなければ呼び出されません。DHCP サーバからの応答がなかったり IP アドレスを取得できなかった場合、自動設定は呼び出されません。

注:
  • 自動設定を有効化することができるのは、DHCPv4 および、IPv 4 を有効にする オプションが有効化されている場合のみです。
  • 自動設定および自動検出機能は、相互に排他的です。自動検出を無効にして、自動設定を有効にします。
  • サーバが自動設定動作を実行した後、自動設定機能は無効になります。自動設定の有効化に関する詳細については、「RACADM を使用した自動設定の有効化」を参照してください。

DHCP サーバプール内のすべての Dell PowerEdge サーバが同じモデルタイプと番号の場合、単一の SCP ファイル(config.xml)が必要です。config.xml はデフォルトの SCP ファイル名です。

個々のサーバのサービスタグまたはサーバモデルを使用してマッピングされた、別の設定ファイルを必要とする個々のサーバを設定することができます。特定の要件に対応したサーバを個々に持つ環境では、各サーバやサーバタイプを区別するために、異なる SCP ファイル名を使用することができます。たとえば、設定するサーバモデルに PowerEdge R730s と PowerEdge R530s がある場合は、R730-config.xml および R530-config.xml の 2 つの SCP ファイルを使用します。

注: iDRAC バージョン 2.20.20.20 以降が搭載されたシステムで、ファイル名パラメータが DHCP オプション 60 に存在しない場合は、iDRAC サーバ設定エージェントは、サーバのサービスタグ、モデル番号、デフォルトのファイル名である config.xml を使用して設定ファイル名を自動生成します。
iDRAC サーバ設定エージェントは、次の順にルールを使用して、ファイル共有上のどの SCP ファイルを各 iDRAC に適用するかを決定します。
  1. DHCP オプション 60 で指定したファイル名。
  2. <ServiceTag>-config.xml - DHCP オプション 60 でファイル名が指定されていない場合は、システムのサービスタグを使用して、システムの SCP ファイルを個別に識別します。たとえば、CDVH7R1-config.xml などです。
  3. <Model number>-config.xml - オプション 60 のファイル名が指定されておらず、<Service Tag>-config.xml ファイルが見つからない場合は、使用する SCP ファイル名のベースにシステムのモデル番号を使用します。たとえば、R520-config.xml などです。
  4. config.xml - オプション 60 のファイル名、サービスタグベースのファイル、およびモデル番号ベースのファイルが使用できない場合は、デフォルトの config.xml ファイルを使用します。
注: SCP を使用して他の属性とともに作業負荷プロファイルを設定するには、SCP インポートジョブを 2 回実行して、正しい設定の変更を取得します。
注: これらのファイルがネットワーク共有上にない場合、見つからなかったファイルのためのサーバー設定プロファイルのインポートジョブが失敗としてマークされます。
iDRACファームウェアの2.70.70.70以降のバージョンでは、JSONフォーマットのプロファイル ファイルがサポートされています。Filenameパラメーターが設定されていない場合は、次のファイル名が使用されます。
  • 「<サービス タグ>-config.xml」(例:CDVH7R1-config.xml)
  • 「<モデル番号>-config.xml」(例:R630-config.xml)
  • 「config.xml」
  • 「<サービス タグ>-config.json」(例:CDVH7R1-config.json)
  • 「<モデル番号>-config.json」(例:R630-config.json)
  • 「config.json」

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