自動リモート診断のスケジュール
1 回限りのイベントとして、サーバ上で、リモートのオフライン診断を呼び出して結果を返すことができます。診断で再起動が必要な場合、すぐに再起動するか、次回の再起動またはメンテナンス期間までステージングできます(アップデートを実行する場合と同様)。診断を実行すると、結果が収集され、内部 iDRAC ストレージに保存されます。その後 diagnostics export racadm コマンドを使用して、結果を NFS、CIFS、HTTP、HTTPS ネットワーク共有にエクスポートできます。診断は、適切な WSMAN コマンドを使用して行うこともできます。詳細については、WSMAN のマニュアルを参照してください。
自動リモート診断を使用するには、iDRAC Express ライセンスが必要です。
診断をすぐに実行する、または特定の日付と時刻をスケジュールしたり、診断タイプおよび再起動のタイプを指定することができます。
スケジュールに関しては、以下を指定することができます。
- 開始時刻 - 将来の日付と時刻に診断を実行します。TIME NOW を指定すると、診断は、次回の再起動時に実行されます。
- 終了時刻 - 開始時刻より後、診断がその時まで実行される日付と時刻です。終了時刻までに診断が開始しない場合、有効期限切れで失敗としてマークされます。TIME NA を指定すると、待機時間は適用されません。
診断テストの種類は次のとおりです。
- 拡張テスト
- エクスプレステスト
- 両方のテストを順に実行
再起動の種類は次のとおりです。
- Power cycle system
- 正常なシャットダウン(オペレーティングシステムの電源をオフ、またはシステムを再起動を待機)
- 強制シャットダウン(オペレーティングシステムに電源オフの信号を送り 10 分待機。オペレーティングシステムの電源が切れない場合、iDRAC が電源サイクルを実行)
スケジュール可能な診断ジョブ、または一度に実行可能なジョブは 1 つのみです。診断ジョブを実行すると、正常に完了、エラーで終了、または不成功、のいずれかになります。結果を含む診断イベントは Lifecycle Controller ログに記録されます。リモート RACADM、または WSMAN を使用して最近実行した診断の結果を取得できます。
リモートでスケジュールされた診断テストの最新の結果を、CIFS、NFS などのネットワーク共有にエクスポートできます。最大ファイルサイズは 5 MB です。
ジョブのステータスが未スケジュールまたはスケジュール済みの場合、診断ジョブをキャンセルできます。診断を実行中の場合は、ジョブをキャンセルするにはシステムを再起動します。
リモート診断を実行する前に次を確認します。
- Lifecycle Controller が有効化されている。
- ログインおよびサーバー制御権限がある。