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Integrated Dell Remote Access Controller 8バージョン2.70.70.70ユーザーズ ガイド

可用性とパフォーマンスを高めるためのデータストレージの編成

RAID は、ディスクストレージをまとめるための異なる方法または RAID レベルを提供します。一部の RAID レベルでは、ディスクの障害発生後にデータを復元できるように冗長データが維持されます。RAID レベルが異なると、システムの I/O(読み書き)パフォーマンスが影響を受けることがあります。

冗長データを維持するには、追加の物理ディスクを使用する必要があります。ディスク数が増えると、ディスク障害の可能性も増加します。I/O パフォーマンスと冗長性に違いがあるため、オペレーティング環境のアプリケーションと保存するデータの性質によってはある RAID レベルが他の RAID レベルより適している場合があります。

RAID レベルを選択する場合は、パフォーマンスとコストに関する次の注意事項が適用されます。

  • 可用性または耐障害性 — 可用性または耐障害性とは、システムのコンポーネントの 1 つに障害が発生しても動作を継続し、データへのアクセスを提供することができる、システムの能力を指します。RAID ボリュームでは、可用性またはフォールトトレランスは冗長データを維持することによって達成できます。冗長データにはミラー(複製データ)とパリティ情報(アルゴリズムを使用したデータの再構成)が含まれています。
  • パフォーマンス — 選択する RAID レベルによって、読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上したり低下したりします。アプリケーションによって、より適している RAID レベルがあります。
  • コスト効率 — RAID ボリュームに関連付けられている冗長データまたはパリティ情報を維持するには、追加のディスク容量が必要です。データが一時的なものである、簡単に複製できる、不可欠ではない、といった場合は、データ冗長性のためのコスト増は妥当とは言えません。
  • 平均故障間隔(MTBF) — データ冗長性を維持するために追加ディスクを使用することは、常にディスク障害の可能性を増加させます。冗長データが必要な状況ではこのオプションは避けられませんが、社内のシステムサポートスタッフの仕事量は増加すると考えられます。
  • ボリューム — ボリュームは、単一ディスクによる非 RAID 仮想ディスクを指します。O-ROM<Ctrl> <r> などの外部ユーティリティを使ってボリュームを作成できます。Storage Management はボリュームの作成をサポートしません。ただし、十分な空き容量がある場合は、ボリュームを表示し、これらのボリュームからドライブを使って新しいボリュームディスクや既存の仮想ディスクの Online Capacity Expansion(OCE)を作成できます。

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