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Integrated Dell Remote Access Controller 8バージョン2.70.70.70ユーザーズ ガイド

仮想メディアの管理

仮想メディアを使用すると、管理対象サーバーは管理ステーション上のメディアデバイスや、ネットワーク共有上の ISO CD/DVD イメージに、それらが管理対象サーバーにあるかのようにアクセスできます。

仮想メディア機能を使用すると、次の操作を実行できます。
  • リモートシステムに接続されたメディアにネットワークを介してリモートアクセス
  • アプリケーションのインストール
  • ドライバのアップデート
  • 管理下システムへのオペレーティングシステムのインストール

これは、ラックおよびタワーサーバ用のライセンスが必要な機能です。ブレードサーバ用はデフォルトで使用できます。

主な機能は次のとおりです。

  • 仮想メディアは、仮想オプティカルドライブ(CD/DVD)、フロッピードライブ(USB ベースのドライブを含む)、および USB フラッシュドライブをサポートします。
  • フロッピー、USB フラッシュドライブ、イメージ、キーのいずれか 1 つと光学ドライブ 1 台を管理システムの管理ステーションに接続できます。サポート対象フロッピードライブとは、フロッピーイメージまたは使用可能な状態のフロッピードライブ 1 台です。サポート対象光学ドライブとは、使用可能な状態の光学式ドライブまたは ISO イメージファイル 1 つです。
    注: ライセンスの有効期限が切れた場合、または削除された場合は、仮想コンソールと仮想メディアポートが自動的に閉じ、すべての仮想コンソールと仮想メディアセッションが終了します。

    次の図は、一般的な仮想メディアのセットアップを示しています。

  • 仮想マシンから iDRAC の仮想フロッピーメディアにアクセスすることはできません。
  • 接続された仮想メディアは、管理下システム上の物理デバイスをエミュレートします。
  • Windows ベースの管理下システムでは、仮想メディアドライブは接続され、ドライブ文字が設定された場合に自動マウントされます。
  • 複数の設定からなる Linux ベースの管理システムでは、仮想メディアドライブは自動マウントされません。仮想メディアドライブを手動でマウントするには、mount コマンドを使用します。ドライブを手動でマウントするには、mount コマンドを使用します。
  • 管理下システムからのすべての仮想ドライブアクセス要求は、ネットワークを介して管理ステーションに送信されます。
  • 仮想デバイスは、管理下システムで 2 つのドライブとして表示されます(ドライブにはメディアが取り付けられません)。
  • 2 つの管理下システム間で管理ステーションの CD/DVD ドライブ(読み取り専用)を共有できますが、USB メディアを共有することはできません。
  • 仮想メディア は 128 Kbps 以上のネットワーク帯域幅を必要とします。
  • LOM または NIC フェイルオーバーが発生した場合は、仮想メディアセッションを切断できません。
図 1. 仮想メディアセットアップ
仮想メディアセットアップ

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