デバイスファームウェアのロールバック
iDRAC または Lifecycle Controller がサポートするデバイスのファームウェアは、以前に別のインタフェースを使用してアップグレードが行われた場合であっても、ロールバックすることができます。たとえば、ファームウェアが Lifecycle Controller GUI を使用してアップグレードされた場合でも、iDRAC ウェブインタフェースを使用してファームウェアをロールバックすることができます。また、1 回のシステム再起動で複数のデバイスのファームウェアロールバックを実行できます。
単一の iDRAC および Lifecycle Controller ファームウェアを持つデルの第 13 世代 PowerEdge サーバでは、iDRAC ファームウェアをロールバックすると、Lifecycle Controller ファームウェアもロールバックされます。ただし、ファームウェアバージョンが 2.xx.xx.xx の第 12 世代 PowerEdge サーバでは、iDRAC を 1.xx.xx などの以前のバージョンにロールバックしても、Lifecycle Controller ファームウェアバージョンはロールバックされません。Lifecycle Controller の以前のバージョンへのロールバックは、iDRAC のロールバック後に行うことをお勧めします。
注: ファームウェアバージョン 2.10.10.10 搭載の第 12 世代 PowerEdge サーバでは、iDRAC をロールバックせずに Lifecycle Controller を 1.xx.xx にロールバックすることはできません。Lifecycle Controller をロールバックするには、最初に iDRAC を 1.xx.xx バージョンにロールバックします。
最新の機能とセキュリティのアップデートを確保するため、ファームウェアを常にアップデートすることをお勧めします。アップデート後に問題が発生した場合、アップデートをロールバックするか、または前のバージョンをインストールする必要がある場合があります。前のバージョンをインストールするには、Lifecycle Controller を使用してアップデートをチェックし、インストールするバージョンを選択します。
次のコンポーネントのファームウェアロールバックを実行することができます。
- Lifecycle Controller 使用 iDRAC
- BIOS
- ネットワークインタフェースカード(NIC)
- 電源装置ユニット(PSU)
- RAID コントローラ
- バックプレーン
注: ファームウェアロールバックは、診断、ドライバパック、および CPLD に対して実行することができます。
ファームウェアをロールバックする前に、次を確認してください。
- iDRAC ファームウェアをロールバックするための設定権限がある。
- サーバー制御権限があり、iDRAC 以外のデバイスすべてのファームウェアをロールバックするために Lifecycle Controller が有効化されている。
- NIC モードが 共有 LOM として設定されている場合は、専用 に変更する。
ファームウェアは、次のいずれかの方法を使用して以前にインストールしたバージョンにロールバックできます。
- iDRAC ウェブインタフェース
- CMC ウェブインタフェース
- RACADM CLI ー iDRAC および CMC
- Lifecycle Controller GUI
- Lifecycle Controller リモートサービス