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Integrated Dell Remote Access Controller 8バージョン2.70.70.70ユーザーズ ガイド

セキュリティ向上のためのハッシュパスワードの使用

一方向ハッシュフォーマットを使用して、ユーザーパスワードと BIOS パスワードを設定できます。ユーザー認証のメカニズムは影響を受けず(SNMPv3 および IPMI を除く)、パスワードをプレーンテキスト形式で入力できます。

新しいパスワードハッシュ機能により次のことが可能になります。
  • 独自の SHA256 ハッシュを生成して iDRAC ユーザーパスワードと BIOS パスワードを設定できます。これにより、サーバ構成プロファイル、RACADM、および WSMAN で SHA256 の値を指定できます。SHA256 パスワードの値を入力する場合は、SNMPv3 および IPMI を介して認証することはできません。
  • 現在のプレーンテキストメカニズムを使用して、すべての iDRAC ユーザーアカウントと BIOS パスワードを含むテンプレートサーバをセットアップできます。サーバがセットアップされると、パスワードハッシュ値と共にサーバ構成プロファイルをエクスポートできます。このエクスポートには、SNMPv3 認証に必要なハッシュ値が含まれます。このプロファイルをインポートすると、ハッシュ化されたパスワード値を設定されたユーザーへの IPMI 認証が失われ、F2 IDRAC インタフェースに、ユーザーアカウントが無効であると表示されます。
  • iDRAC GUI などののその他のインターフェイスにはユーザーアカウントが有効であると表示されます。

注: デル第 12 世代 PowerEdge サーバーをバージョン 2.xx.xx.xx から 1.xx.xx にダウングレードするときは、サーバーがハッシュ認証で設定されていると、パスワードがデフォルトに設定されていない限り、いずれのインタフェースにもログインできません。

SHA 256 を使用して、ソルトあり、またはソルトなしでハッシュパスワードを生成することができます。

ハッシュパスワードを含め、エクスポートするにはサーバー制御権限が必要です。

すべてのアカウントへのアクセスが失われた場合は、iDRAC 設定ユーティリティまたはローカル RACADM を使用し、iDRAC のデフォルトタスクへのリセットを実行します。

iDRAC のユーザーアカウントのパスワードが SHA256 パスワードハッシュのみで設定され、その他のハッシュ(SHA1v3Key または MD5v3Key)を使用していない場合、SNMP v3 を介した認証は使用できません。


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