SupportAssist コレクションの手動生成
iSM がインストールされていない場合、OS Collector ツールを手動で実行して SupportAssist コレクションを生成します。OS およびアプリケーションデータをエクスポートするには、サーバの OS 上で OS Collector ツールを実行する必要があります。DRACRW というラベルの仮想 USB デバイスが、サーバオペレーティングシステムに表示されます。このデバイスには、ホストオペレーティングシステムに固有の OS Collector ファイルが含まれています。オペレーティングシステムに固有のこのファイルをサーバ OS から実行し、データを収集して iDRAC に転送します。これにより、データをローカルまたはネットワーク共有の場所にエクスポートできます。
Dell の第 13 世代 PowerEdge サーバでは、OS Collector DUP が工場出荷時にインストールされています。ただし、OS Collector が iDRAC に存在しないことが確認された場合は、デルのサポートサイトから DUP ファイルをダウンロードし、ファームウェアアップデートプロセスを使用してそのファイルを iDRAC にアップロードします。
OS Collector ツールを使用して SupportAssist Collection を手動で生成する前に、ホストのオペレーティングシステムで次の操作を実行します。
Linux オペレーティングシステム:IPMI サービスが実行されているかどうかを確認します。実行されていない場合は、このサービスを手動で開始する必要があります。次の表に、各 Linux OS で IPMI サービスステータスの確認とサービスの開始(必要な場合)に使用できるコマンドを示します。 表 1. Linux オペレーティングシステムおよび IPMI サービスを確認するコマンド Linux オペレーティングシステムおよび IPMI サービスを確認するコマンドは、次のとおりです。
LINUX オペレーティングシステム
IPMI サービスステータスを確認するコマンド
IPMI サービスを開始するコマンド
Red Hat Enterprise Linux 5 64 ビット
Red Hat Enterprise Linux 6
SUSE Linux Enterprise Server 11
CentOS 6
Oracle VM
Oracle Linux 6.4
$ service ipmi status
$ service ipmi start
Red Hat Enterprise Linux 7
$ systemctl status ipmi.service
$ systemctl start ipmi.service
注:
CentOS は iDRAC サービスモジュール 2.0 以降でのみサポートされています。
IPMI モジュールが存在しない場合は、OS 配布メディアから対応するモジュールをインストールします。インストールが完了すると、サービスが開始されます。
Windows オペレーティングシステム:
WMI サービスが実行されているかどうかを確認します。
WMI が停止している場合、OS Collector は自動的に WMI を起動し、収集を続行します。
WMI が無効になると、OS Collector は収集を停止し、エラーメッセージが表示されます。
適切な権限レベルを確認し、レジストリやソフトウェアデータの取得を妨げているファイアウォールまたはセキュリティ設定がないことを確認します。