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Integrated Dell Remote Access Controller 8バージョン2.70.70.70ユーザーズ ガイド

iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル

次の表は、iDRAC にアクセスするためのインタフェースのリストです。

注: 複数のインタフェースを同時に使用すると、予期しない結果が生じることがあります。
表 1. iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル次の表に、iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコルを示します。

インタフェースまたはプロトコル

説明

iDRAC 設定ユーティリティ

iDRAC 設定ユーティリティを使用して、プレオペレーティングシステム処理を実行します。このユーティリティには、他の機能と共に iDRAC ウェブインタフェースで使用できる機能のサブセットが含まれます。

iDRAC 設定ユーティリティにアクセスするには、起動中に <F2> を押し、System Setup Main Menu(セットアップユーティリティメインメニュー) ページで iDRAC Settings(iDRAC 設定) をクリックします。

iDRAC ウェブインタフェースiDRAC ウェブインタフェースを使用して、iDRAC を管理し、管理対象システムを監視します。ブラウザは、HTTPS ポートを介してウェブサーバに接続します。データストリームは 128 ビット SSL を使用して暗号化され、プライバシーと整合性が得られます。HTTP ポートへの接続はすべて HTTPS にリダイレクトされます。管理者は SSL CSR 生成プロセスを通じて独自の SSL 証明書をアップロードして、ウェブサーバをセキュアにすることができます。デフォルトの HTTP ポートと HTTPS ポートは変更可能です。ユーザーのアクセスはユーザー権限に基づきます。
RACADMこのコマンドラインユーティリティを使用して、iDRAC とサーバの管理を行います。RACADM はローカルでもリモートでも使用できます。
  • ローカル RACADM コマンドラインインタフェースは、Server Administrator がインストールされている管理対象システムで実行されます。ローカル RACADM は、帯域内 IPMI ホストインタフェースを介して iDRAC と通信します。ローカル RACADM はローカルの管理対象システムにインストールされるため、ユーザーがこのユーティリティを実行するためには、オペレーティングシステムにログインする必要があります。ユーザーがこのユーティリティを使用するには、完全な管理者権限が付与されているか、ルートユーザーであることが必要です。
  • リモート RACADM は、管理ステーションで実行されるクライアントユーティリティです。これは、管理下システムで RACADM コマンドを使用するために帯域外ネットワークインタフェースを使用し、HTTP チャネルも使用します。–r オプションは、ネットワークで RACADM コマンドを実行します。
  • ファームウェア RACADM には、SSH または Telnet を使用して iDRAC にログインすることによってアクセスできます。ファームウェア RACADM コマンドは、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定しないで実行できます。
  • ファームウェア RACADM コマンドを実行するために、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定する必要はありません。RACADM プロンプトの起動後は、racadm プレフィックスを付けずに直接コマンドを実行できます。
サーバー LCD パネル / シャーシ LCD パネルサーバー前面パネルの LCD を使用して、次の操作を行うことができます。
  • アラート、iDRAC IP または MAC アドレス、ユーザーによるプログラムが可能な文字列の表示
  • DHCP の設定
  • iDRAC 静的 IP 設定の設定

ブレードサーバーでは、LCD はシャーシの前面パネルにあり、すべてのブレード間で共有されています。

サーバを再起動しないで iDRAC をリセットするには、システム識別ボタン システム識別ボタン を 16 秒間押し続けます。

CMC ウェブインタフェース
シャーシの監視と管理の他、CMC ウェブインタフェースでは次の操作が可能です。
  • 管理下システムのステータスの表示
  • iDRAC ファームウェアのアップデート
  • iDRAC ネットワークの設定
  • iDRAC ウェブインタフェースへのログイン
  • 管理下システムの開始、停止、またはリセット
  • BIOS、PERC、および対応ネットワークアダプタのアップデート
Lifecycle ControlleriDRAC の設定には Lifecycle Controller を使用します。Lifecycle Controller にアクセスするには、起動中に <F10> を押し、セットアップユーティリティ > ハードウェア詳細設定 > iDRAC 設定 へと移動します。詳細に関しては、dell.com/support/idracmanuals にある 『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
TelnetTelnet を使用して、RACADM コマンドと SMCLP コマンドを実行できる iDRAC にアクセスします。RACADM の詳細については、『iDRAC RACADM Command Line Interface Reference Guide(iDRAC RACADM コマンドラインインタフェースリファレンスガイド)』(dell.com/idracmanuals)を参照してください。SMCLP の詳細については、「SMCLP の使用」を参照してください。
注: Telnet は、セキュアなプロトコルではなく、デフォルトで無効になっています。Telnet は、パスワードのプレーンテキストでの送信を含む、すべてのデータを伝送します。機密情報を伝送する場合は、SSH インタフェースを使用してください。
SSHSSH を使用して RACADM コマンドと SMCLP コマンドを実行します。高度なセキュリティを実現するために暗号化されたトランスポート層を使用して、Telnet コンソールと同じ機能を提供します。SSH サービスは、iDRAC ではデフォルトで有効になっています。SSH サービスは、iDRAC で無効にできます。iDRAC は、RSA ホストキーアルゴリズムを使用する SSH バージョン 2 のみをサポートします。iDRAC の初回起動時に、一意の 1024 ビット RSA ホストキーが生成されます。
IPMIToolIPMITool を使用して、iDRAC 経由でリモートシステムの基本管理機能にアクセスします。インタフェースには、ローカル IPMI、IPMI オーバー LAN、IPMI オーバーシリアル、シリアルオーバー LAN などがあります。IPMITool の詳細については、『Dell OpenManage Baseboard Management Controller Utilities User’s Guide(Dell OpenManage Baseboard Management Controller ユーティリティユーザーズガイド)』(dell.com/idracmanuals)を参照してください。
注: IPMI バージョン 1.5 はサポートされていません。
VMCLI仮想メディアコマンドラインインタフェース(VMCLI)を使用して管理ステーション経由でリモートメディアにアクセスし、複数の管理下システムにオペレーティングシステムを展開します。
SMCLPサーバ管理ワークグループサーバ管理 - コマンドラインプロトコル(SMCLP)を使用して、システム管理タスクを実行します。これは SSH または Telnet 経由で使用できます。SMCLP の詳細については、「SMCLP の使用」を参照してください。
WSMAN

LC-Remote Service は、WS-Management プロトコルに基づいて一対多のシステム管理タスクを実行します。LC-Remote Services 機能を使用するには、WinRM クライアント(Windows)や OpenWSMAN クライアント(Linux)などの WSMAN クライアントを使用する必要があります。Power Shell および Python を使用して、WSMAN インタフェースに対してスクリプトを実行することもできます。

Web Services for Management(WSMAN)は、Simple Object Access Protocol(SOAP)ベースのシステム管理に使用されるプロトコルです。iDRAC は WSMAN を使用して、Distributed Management Task Force(DMTF)の共通情報モデル(CIM)ベースの管理情報を伝達します。CIM 情報は管理対象システムで変更できるセマンティックと情報のタイプを定義します。WSMAN で使用できるデータは、DMTF プロファイルおよび拡張プロファイルにマッピングされている iDRAC 計装インタフェースに表示されます。

詳細については、次の文書を参照してください。
  • dell.com/idracmanuals. にある『Lifecycle Controller Remote Services ユーザーズガイド』。
  • dell.com/support/manuals にある『Lifecycle Controller 統合ベストプラクティスガイド』。
  • Dell TechCenter の Lifecycle Controller ページ — delltechcenter.com/page/Lifecycle+Controller
  • Lifecycle Controller WSMAN スクリプトセンター — delltechcenter.com/page/Scripting+the+Dell+Lifecycle+Controller
  • MOF およびプロファイル — delltechcenter.com/page/DCIM.Library
  • DMTF Web サイト — dmtf.org/standards/profiles/

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