DHCP オプション
DHCPv4 では、グローバルに定義された多数のパラメータを DHCP クライアントにパスすることができます。各パラメータは、DHCP オプションと呼ばれています。各オプションは、1 バイトのサイズのオプションタグで識別されます。0 と 255 のオプションタグはそれぞれパディングとオプションの終了用に予約されています。他のすべての値はオプションの定義に使用できます。
DHCP オプション 43 は、DHCP サーバーから DHCP クライアントに情報を送信するために使用します。このオプションは、テキスト文字列として定義されます。このテキスト文字列は、XML ファイル名、共有の場所、およびこの場所にアクセスするための資格情報の値として設定します。例えば次のようになります。
option myname code 43 = text;
subnet 192. 168.0.0 netmask 255.255.255.0 {
# default gateway
option routers 192.168.0.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;
option nis-domain "domain.org";
option domain-name "domain.org";
option domain-name-servers 192.168.1.1;
option time-offset -18000; #Eastern Standard Time
option vendor-class-identifier "iDRAC";
set vendor-string = option vendor-class-identifier;
option myname "-f system_config.xml -i 192.168.0.130 -u user -p password -n cifs -s 2 -d 0 -t 500";
ここで、-i は、リモートファイル共有の場所、-f は、文字列内のファイル名とリモートファイル共有への資格情報を示します。
DHCP Option 60 は DHCP クライアントと特定のベンダーを識別し、関連付けます。クライアントのベンダー ID を元に動作するよう設定されている DHCP サーバーには、オプション 60 とオプション 43 を設定してください。Dell PowerEdge サーバーでは、iDRAC はそれ自身をベンダー ID「iDRAC」で識別します。したがって、新しい「ベンダークラス」を追加し、その下に「コード 60」の「範囲のオプション」を作成した後で、DHCP サーバーで新規範囲のオプションを有効にする必要があります。