サーバプロファイルのインポート
バックアップイメージファイルを使用して、サーバを再起動せずに、同じサーバの設定およびファームウェアをインポートまたは復元できます。
インポート機能はライセンスされていません。
注: 復元操作では、システムサービスタグとバックアップファイル内のサービスタグが一致している必要があります。復元操作は、バックアップファイルにキャプチャされたものと同一で、同じ場所またはスロットに存在するすべてのシステムコンポーネントに適用されます。コンポーネントが異なるか、同じ場所にない場合は変更されず、復元の失敗が Lifecycle ログに記録されます。
インポート操作を行う前に、Lifecycle Controller が有効になっていることを確認します。Lifecycle Controller が無効になっているときにインポート操作を開始すると、次のメッセージが表示されます。
Lifecycle Controller is not enabled, cannot create Configuration job.
インポートがすでに進行中のときにインポート操作を再度開始すると、次のエラーメッセージが表示されます。
Restore is already running
インポートイベントが Lifecycle ログに記録されます。
簡単な復元
注: 簡単な復元は、簡単な復元フラッシュメモリを持つ第 13 世代 PowerEdge サーバでのみ利用可能です。PowerEdge R930 では利用できません。
お使いのサーバのマザーボードを交換した後に、簡単な復元で以下のデータを自動的にリストアできます。
- System Service Tag(システムサービスタグ)
- ライセンスデータ
- UEFI 診断アプリケーション
- システム構成の設定 — BIOS、iDRAC、および NIC
簡単な復元では、簡単な復元フラッシュメモリを使用してデータをバックアップします。 システムのマザーボードと電源を交換すると、BIOS が iDRAC にクエリを行い、バックアップされたデータを復元を促すプロンプトを表示します。最初の BIOS 画面には、サービスタグ、ライセンス、UEFI 診断アプリケーションの復元を促すプロンプトが表示されます。2 番目の BIOS 画面には、システム構成の設定を復元することを促すプロンプトが表示されます。最初の BIOS 画面でデータを復元しないことを選択した場合や、別の方法でサービスタグを設定しない場合は、最初の BIOS 画面がもう一度表示されます。2 番目の BIOS 画面は、一度だけ表示されます。
注: - システム構成の設定は CSIOR が有効になっている場合のみバックアップされます。Lifecycle Controller と CSIOR が有効になっていることを確認します。
- システムの消去では、簡単な復元フラッシュメモリからのデータは消去されません。
- 簡単な復元では、ファームウェアイメージ、vFlash のデータ、またはアドインカードデータなどの他のデータはバックアップされません。