Dell EMC NVDIMM-Nパーシステント メモリー ユーザー ガイド
NVDIMM-NのBIOS構成設定
このセクションでは、NVDIMM-Nの操作に影響を与えるBIOSセットアップ オプションのみに焦点を当てています。すべてのセットアップ オプションの詳細については、各サーバーの『設置およびサービス マニュアル』を参照してください。パーシステント メモリーBIOS設定は、BIOSシステム セットアップを起動することによって構成できます。次のBIOS画面でF2を押して、BIOSシステム セットアップに入ります。
System BIOS > Memory Settingsを選択して、次のオプションを表示します。
- ノードインタリーブ
NUMA（不均一メモリー アーキテクチャ）をサポートするかどうかを指定します。このフィールドが[有効]になっている場合は、対称的なメモリー構成がインストールされている場合にメモリのインタリービングがサポートされます。Disabled（無効）になっている場合は、システムは NUMA（非対称）メモリ構成をサポートします。このオプションは、デフォルトで[無効]に設定されています。システム内にNVDMM-Nが存在する場合、ノード インターリーブはサポートされません。
警告:パーシステント メモリー インターリーブがパーシステント メモリー システムのセットアップ ページで有効になっている場合、ノード インターリーブ設定もパーシステント メモリー インターリーブに適用されます。
パーシステント メモリーを選択して、NVDIMM-Nセットアップ オプションを設定します。
- パーシステント メモリーのスクラブ
- パーシステント メモリーのスクラブモードを設定します。
自動：マルチビット エラーが検出された場合、システムはPOST中にパーシステント メモリーを自動的にスクラブします。
1回のみ：システムはPOST中にパーシステント メモリーの全範囲を1回スクラブします。次回の起動時に、システムは「自動」パーシステント メモリー スクラブ モードに戻ります。
有効：システムはPOST中にパーシステント メモリーの全範囲を起動のたびにスクラブします。
注:パーシステント メモリーの全範囲を対象としたパーシステント メモリーのスクラブには、システム メモリーの使用度に応じて、システム POST 中に 60 分以上かかる場合があります。
次の表では、BIOSセットアップ画面で使用可能な各オプションについて記載されています。
オプション | 説明 |
|---|---|
ノードインタリーブ | NUMA（不均一メモリー アーキテクチャ）をサポートするかどうかを指定します。このフィールドが有効になっている場合は、対称的なメモリー構成がインストールされている場合にメモリーのインタリービングがサポートされます。Disabled（無効）になっている場合は、システムは NUMA（非対称）メモリ構成をサポートします。このオプションは、デフォルトで無効に設定されています。システム内にNVDIMM-Nが存在する場合、ノード インターリーブはサポートされません。 警告:パーシステント メモリー インターリーブがパーシステント メモリー システムのセットアップ ページで有効になっている場合、ノード インターリーブ設定もパーシステント メモリー インターリーブに適用されます。 このオプションは、デフォルトで無効に設定されています。 |
パーシステント メモリー | NVDIMM-N操作を有効または無効にします。このオプションを［オフ］に設定すると、NVDIMM-Nはシステムの物理アドレス（SPA）にマッピングされず、OSに表示されません。NVDIMMフラッシュにすでに保持されているデータは影響を受けません。このオプションが［不揮発性DIMM］に戻った場合は、OSで使用できます。 このオプションはデフォルトで不揮発性DIMMに設定されています。 |
NVDIMM-N読み取り専用 | ［有効］に設定すると、NVDIMMが読み取り専用になります。NVDIMM-NデータはOSからアクセスできますが、変更できないようにロックされます。読み取り専用は、デバッグまたはメンテナンスの操作を対象としています。 このオプションは、デフォルトで無効に設定されています。 |
NVDIMM-N 出荷時設定リセットおよび すべての DIMMのセキュア消去 | NVDIMM-Nの工場出荷時デフォルト設定へのリセット、およびNVDIMM-N上のデータのクリアを有効にします。［有効］に設定されている場合は、すべてのNVDIMM-N上の全データが消去されます。このオプションでは、NVDIMMの正常性情報はクリアされません。データの削除および/またはNVDIMM-Nの転用時に使用する必要があります。BIOSで設定変更が保存されたことを確認すると、リセットとデータ消去が実行されます。 このオプションは、デフォルトで無効に設定されています。 |
NVDIMM-N インターリーブ | NVDIMM-Nのインタリーブを有効または無効にします。有効にすると、NVDIMM-Nインターリーブは、RDIMMに適用されるインターリーブ ポリシーに従います。揮発性RDIMMのインターリーブ ポリシーは、このオプションに影響されません。RDIMMシステム メモリーおよびNVDIMM-Nのパーシステント メモリーは、2個の個別のメモリー領域として残ります。 このオプションは、デフォルトで無効に設定されています。 |
バッテリ状態 | NVDIMM-Nバッテリの準備が整っているかを示します。Battery Statusでは、次の状態のいずれかを表示できます。
|
次の設定は、サーバー内にある各NVDIMM-Nに適用できます
オプション | 説明 |
|---|---|
NVDIMM-Nメモリーの位置 | NVDIMM-Nのメモリー スロットの位置を表示します。 |
NVDIMM-Nメモリーのサイズ | NVDIMM-Nの容量に関する情報を表示します。 |
NVDIMM-Nメモリーのスピード | NVDIMM-Nの作動スピードに関する情報を表示します。 |
NVDIMM-Nメモリーのファームウェア バージョン | NVDIMM-Nの現在のファームウェア バージョンに関する情報を表示します。 |
NVDIMM-Nメモリーのシリアル番号 | NVDIMM-Nのシリアル番号に関する情報を表示します。 |
| 残留定格書き込み耐久性[%] | 残りのNVDIMM-Nフラッシュの有効期間に関する情報を、割合で表示します。 |
NVDIMM-Nの工場出荷時状態へのリセットおよびセキュア消去 | 特定のNVDIMM-N上のデータ リセットと消去を有効にすることで、その特定のNVDIMM-Nのデータが失われます。 |
何らかのオプションを誤って変更してしまった場合は、ESCキーを押して各セットアップ画面を終了し、次の画面が表示されたら、［いいえ］を選択してすべての変更を破棄します。または、次のプロンプトに対して［はい］と応答する前に、オプションを正しい設定に戻すこともできます。
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