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Integrated Dell Remote Access Controller 8(iDRAC8)および iDRAC7 v2.20.20.20 ユーザーズガイド

iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル

次の表は、iDRAC にアクセスするためのインタフェースのリストです。

  • 注: 複数のインタフェースを同時に使用すると、予期しない結果が生じることがあります。
表 1. iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル

インタフェースまたはプロトコル

説明

iDRAC 設定ユーティリティ

iDRAC 設定ユーティリティを使用して、プレオペレーティングシステム処理を実行します。iDRAC 設定ユーティリティには、他の機能とともに iDRAC ウェブインタフェースで使用可能な機能のサブセットが含まれます。

iDRAC 設定ユーティリティにアクセスするには、起動中に <F2> を押し、 セットアップユーティリティメインメニュー ページで iDRAC 設定 をクリックします。

iDRAC ウェブインタフェース

iDRAC ウェブインタフェースを使用して、iDRAC の管理および管理下システムの監視を行います。ブラウザは、HTTPS ポートを介してウェブサーバーに接続します。データストリームは 128 ビット SSL を使用して暗号化され、プライバシーと整合性を提供します。HTTP ポートへの接続はすべて HTTPS にリダイレクトされます。システム管理者は、SSL CSR 生成プロセスで独自の SSL 証明書をアップロードして、ウェブサーバーをセキュア化することができます。デフォルトの HTTP および HTTPS ポートは変更可能です。ユーザーアクセスはユーザー権限に基づきます。

RACADM

このコマンドラインユーティリティを使用して、iDRAC およびサーバーの管理を実行します。RACADM はローカルおよびリモートで使用できます。
  • ローカル RACADM コマンドラインインタフェースは、Server Administrator がインストールされた管理下システムで実行されます。ローカル RACADM は、帯域内 IPMI ホストインタフェースを介して iDRAC と通信します。これはローカルの管理下システムにインストールされるため、このユーティリティを実行するために、ユーザーはオペレーティングシステムにログインする必要があります。ユーザーがこのユーティリティを使用するには、完全な Administrator 権限を持っているか、ルートユーザーである必要があります。
  • リモート RACADM は、管理ステーションで実行されるクライアントユーティリティです。これは、管理下システムで RACADM コマンドを使用するために帯域外ネットワークインタフェースを使用し、HTTP チャネルも使用します。 –r オプションは、ネットワークで RACADM コマンドを実行します。
  • ファームウェア RACADM は、SSH または Telnet を使用して iDRAC にログインしすることによってアクセスできます。ファームウェア RACADM コマンドは、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定しないで実行できます。
  • ファームウェア RACADM コマンドを実行するために、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定する必要はありません。RACADM プロンプトの起動後、racadm プレフィックスを付けずに直接コマンドを実行できます。

サーバー LCD パネル / シャーシ LCD パネル

サーバー前面パネルの LCD を使用して、次の操作を行うことができます。
  • アラート、iDRAC IP または MAC アドレス、ユーザーによるプログラムが可能な文字列の表示
  • DHCP の設定
  • iDRAC 静的 IP 設定の設定

ブレードサーバーでは、LCD はシャーシの前面パネルにあり、すべてのブレード間で共有されています。

サーバーを再起動しないで iDRAC をリセットするには、 システム識別ボタン ボタンを 16 秒間押し続けます。

CMC ウェブインタフェース

シャーシの監視と管理の他、CMC ウェブインタフェースでは次の操作が可能です。
  • 管理下システムのステータスの表示
  • iDRAC ファームウェアのアップデート
  • iDRAC ネットワークの設定
  • iDRAC ウェブインタフェースへのログイン
  • 管理下システムの開始、停止、またはリセット
  • BIOS、PERC、および対応ネットワークアダプタのアップデート

Lifecycle Controller

iDRAC の設定には Lifecycle Controller を使用します。Lifecycle Controller にアクセスするには、起動中に <F10> を押し、 セットアップユーティリティ > ハードウェア詳細設定 > iDRAC 設定 へと移動します。詳細に関しては、 dell.com/support/idracmanuals にある 『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照してください。

Telnet

Telnet を使用して、RACADM および SMCLP コマンドを実行できる iDRAC にアクセスします。RACADM の詳細に関しては、 dell.com/idracmanuals. にある『iDRAC RACADM コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』を参照してください。SMCLP の詳細に関しては、「 SMCLP の使用」を参照してください。

  • 注: Telnet は、セキュアなプロトコルではなく、デフォルトで無効になっています。Telnet は、パスワードのプレーンテキストでの送信を含む、すべてのデータを伝送します。機密情報を伝送する場合は、SSH インタフェースを使用してください。

SSH

SSH を使用して、RACADM および SMCLP コマンドを実行します。これは Telnet コンソールと同じ機能を提供しますが、高度なセキュリティのために暗号化トランスポート層を使用します。SSH サービスはデフォルトで、iDRAC で有効になっています。iDRAC では SSH サービスを無効にできます。iDRAC は、DSA および RSA ホストキーアルゴリズムを使用する SSH バージョン 2 のみをサポートします。iDRAC の初回起動時に、固有の 1024 ビット DSA ホストキーおよび 1024 ビット RSA ホストキーが生成されます。

IPMITool

IPMITool を使用して、iDRAC 経由でリモートシステムの基本管理機能にアクセスします。インタフェースには、ローカル IPMI、IPMI オーバー LAN、IPMI オーバーシリアル、シリアルオーバー LAN があります。IPMITool の詳細に関しては、 dell.com/idracmanuals にある『Dell OpenManage Baseboard Management Controller ユーティリティユーザーズガイド』を参照してください。
  • 注: IPMI バージョン 1.5 はサポートされていません。

VMCLI

仮想メディアコマンドラインインタフェース(VMCLI)を使用して管理ステーション経由でリモートメディアにアクセスし、複数の管理下システムにオペレーティングシステムを展開します。

SMCLP

サーバー管理ワークグループサーバー管理-コマンドラインプロトコル(SMCLP)を使用して、システム管理タスクを実行します。これは SSH または Telnet 経由で使用できます。SMCLP の詳細については、「 SMCLP の使用」を参照してください。

WS-MAN

LC-Remote Services は、WS-Management プロトコルに基づいて一対多のシステム管理タスクを実行します。LC-Remote Services 機能を使用するには、WinRM クライアント(Windows)や OpenWSMAN クライアント(Linux)などの WS-MAN クライアントを使用する必要があります。Power Shell および Python を使用して、WS-MAN インタフェースに対してスクリプトを実行することもできます。

管理用ウェブサービス(WS-Management)は、システム管理に使用されるシンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)ベースのプロトコルです。iDRAC は、WS–Management を使用して Distributed Management Task Force(DMTF)の共通情報モデル(CIM)ベースの管理情報を伝送します。CIM 情報は管理下システムでの変更が可能なセマンティックスおよび情報タイプを定義します。WS-Management から使用可能なデータは、DMTF プロファイルおよび拡張プロファイルにマップされた iDRAC 計装インタフェースによって提供されます。

詳細については、次の文書を参照してください。
  • dell.com/idracmanuals. にある『Lifecycle Controller Remote Services ユーザーズガイド』。
  • dell.com/support/manuals にある『Lifecycle Controller 統合ベストプラクティスガイド』。
  • Dell TechCenter の Lifecycle Controller ページ — delltechcenter.com/page/Lifecycle+Controller
  • Lifecycle Controller WS-Management スクリプトセンター — delltechcenter.com/page/Scripting+the+Dell+Lifecycle+Controller
  • MOF およびプロファイル — delltechcenter.com/page/DCIM.Library
  • DTMF ウェブサイト — dmtf.org/standards/profiles/

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