PowerProtect Microsoft Application Agent 19.15 Exchange Serverユーザー ガイド

（オプション）ストレージ ユニットのクォータの構成

ストレージ ユニットに対するオプションのクォータ制限を通して、DDシステム上のストレージをプロビジョニングします。

クォータ制限は、ストレージ ユニットの作成時または後で、ストレージ ユニット レベルまたはMTreeレベルで指定できます。quotaコマンドおよびddboostコマンドの詳細については、『DDOSコマンド リファレンス ガイド』を参照してください。

• DDシステムでクォータ制限を有効化するには、次のコマンドを実行します。

  quota capacity enable 

• クォータのステータスを確認するには、次のコマンドを実行します。

   quota capacity status 

• ストレージ ユニット作成時にクォータ制限を構成するには、次のコマンドを実行します。

  ddboost storage-unit create storage_unit_name [quota-soft-limit n {MiB|GiB|TiB|PiB}] [quota-hard-limit n {MiB|GiB|TiB|PiB}]

• ストレージ ユニット作成後にクォータ制限を構成するには、次のコマンドを実行します。例：

  quota capacity set storage-units storage_unit_list {soft-limit n {MiB|GiB|TiB|PiB}} {hard-limit n {MiB|GiB|TiB|PiB}} 

• または、MTreeレベルでクォータ制限を設定できます。例：

  quota capacity set mtrees /data/col1/SU_AEHDB5 soft-limit 10 GiB hard-limit 20 GiB 

  /data/col1/SU_AEHDB5: Quota soft limit: 10240 MiB, hard limit: 20480 MiB

• 次のコマンドを実行して、ストレージ ユニットのクォータ制限を確認します。

  quota capacity show storage-units storage_unit_list 

• または、次のコマンドを実行して、MTreeレベルのクォータ制限を確認します。

  quota capacity show mtrees mtree_path