高度なロード バランシングとリンクのフェールオーバーの構成
高度なロード バランシング機能は、DDシステムがDD Boostクライアントからデータを受信したとき、データ転送をロード バランシングし、プライベート ネットワーク内の負荷を分散します。
このタスクについて
このプロセスにより、特に複数の1 GbE接続を使用する環境のスループットを大幅に向上させます。次の制限は、高度なロード バランシングおよびリンクのフェールオーバーの構成に適用されます。
- インターフェイスは、IPアドレスを使用してグループにのみ追加できる。
- グループ内の同じリンク速度を持つインターフェイスを使用する必要がある。グループ内で1 GbEインターフェイスと10 GbEインターフェイスを混在できない。
高度なロードバランシングとリンクのフェールオーバーは、次のいずれかの方法で管理できます。
- ddboost ifgroupコマンド。
- Data Management > DD BoostページのDD System Manager。詳細については、『DDOS管理ガイド』を参照してください。
インターフェイス グループを作成する前に、netコマンドを使用してインターフェイスを作成します。
既存のインターフェイスをグループに追加しDDシステムをMicrosoftアプリケーション エージェントに登録することで、DDシステムでインターフェイス グループを作成するには、次の手順を実行します。
手順
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ddboost ifgroupコマンドを実行して、インターフェイスをグループに追加します。例:
ddboost ifgroup add interface 192.168.1.1
ddboost ifgroup add interface 192.168.1.2
ddboost ifgroup add interface 192.168.1.3
ddboost ifgroup add interface 192.168.1.4
作成できるインターフェイス グループは1つのみで、このグループは名称変更できません。
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DDシステムのインターフェイスを1つ選択して、Microsoftアプリケーション エージェントに登録します。
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フェールオーバー用の統合インターフェイスを作成して、そのインターフェイスをMicrosoftアプリケーション エージェントに登録します。
リンク統合用の仮想インターフェイスの作成方法については、『DDOS管理ガイド』を参照してください。
ifgroupに含まれないインターフェイスを使用して、Microsoftアプリケーション エージェントへの登録を行うことができます。インターフェイスは、DNSまたはその他の名前解決メカニズムを使用して、解決できる名前で登録する必要があります。
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次のコマンドを実行して、DDシステムのインターフェイス グループを有効化します。
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次のコマンドを実行して構成を確認します。
ddboost ifgroup show config interfaces
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グループからインターフェイスを追加または削除します。
タスクの結果
インターフェイス グループを設定すると、グループのインターフェイスを追加または削除できます。