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PowerProtect Microsoft Application Agent 19.15 Exchange Serverユーザー ガイド

高度なロード バランシングとリンクのフェールオーバーの構成

高度なロード バランシング機能は、DDシステムがDD Boostクライアントからデータを受信したとき、データ転送をロード バランシングし、プライベート ネットワーク内の負荷を分散します。

このタスクについて

このプロセスにより、特に複数の1 GbE接続を使用する環境のスループットを大幅に向上させます。次の制限は、高度なロード バランシングおよびリンクのフェールオーバーの構成に適用されます。

  • インターフェイスは、IPアドレスを使用してグループにのみ追加できる。
  • グループ内の同じリンク速度を持つインターフェイスを使用する必要がある。グループ内で1 GbEインターフェイスと10 GbEインターフェイスを混在できない。

高度なロードバランシングとリンクのフェールオーバーは、次のいずれかの方法で管理できます。

  • ddboost ifgroupコマンド。
  • Data Management > DD BoostページのDD System Manager。詳細については、『DDOS管理ガイド』を参照してください。

インターフェイス グループを作成する前に、netコマンドを使用してインターフェイスを作成します。

既存のインターフェイスをグループに追加しDDシステムをMicrosoftアプリケーション エージェントに登録することで、DDシステムでインターフェイス グループを作成するには、次の手順を実行します。

手順

  1. ddboost ifgroupコマンドを実行して、インターフェイスをグループに追加します。例:
    ddboost ifgroup add interface 192.168.1.1 
    ddboost ifgroup add interface 192.168.1.2 
    ddboost ifgroup add interface 192.168.1.3 
    ddboost ifgroup add interface 192.168.1.4 

    作成できるインターフェイス グループは1つのみで、このグループは名称変更できません。

  2. DDシステムのインターフェイスを1つ選択して、Microsoftアプリケーション エージェントに登録します。
  3. フェールオーバー用の統合インターフェイスを作成して、そのインターフェイスをMicrosoftアプリケーション エージェントに登録します。

    リンク統合用の仮想インターフェイスの作成方法については、『DDOS管理ガイド』を参照してください。

    ifgroupに含まれないインターフェイスを使用して、Microsoftアプリケーション エージェントへの登録を行うことができます。インターフェイスは、DNSまたはその他の名前解決メカニズムを使用して、解決できる名前で登録する必要があります。

  4. 次のコマンドを実行して、DDシステムのインターフェイス グループを有効化します。
    ddboost ifgroup enable 
  5. 次のコマンドを実行して構成を確認します。
    ddboost ifgroup show config interfaces 
  6. グループからインターフェイスを追加または削除します。

タスクの結果

インターフェイス グループを設定すると、グループのインターフェイスを追加または削除できます。


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