分散セグメント処理
分散セグメント処理では、データベース サーバー上のDD Boostライブラリーと、DD ReplicatorのDDソフトウェアが使用されます。Microsoft Application Agentは、バックアップおよびリストア処理中にDD Boostライブラリをロードします。
分散セグメント処理によって、Microsoft Application Agentが重複排除プロセスの一部を実行できるようになり、その結果、ストレージ サーバーとして構成されたDDシステムに重複データが送られるのを防ぐことができます。
分散セグメント処理機能には、次のようなメリットがあります。
- DD Boostライブラリーによって、DDシステムに一意のデータのみが送信されるため、スループットが高くなります。スループットの向上は、バックアップするデータの冗長性、データベース サーバーの全体的なワークロード、データベース サーバーの機能に応じて異なる。一般に、スループットが大きくなると、冗長性も高く、データベース サーバーのワークロードも大きく、データベース サーバーの機能も高くなる。
- ネットワークを通して一意のデータがDDシステムに送信されることで、ネットワーク帯域幅の要件が減ります。
ddboostコマンド オプションを使用して、分散セグメント処理を管理します。ネットワーク接続が1 Gb Ethernetの場合、分散セグメント処理を使用してください。 分散セグメント処理の構成 には、分散セグメント処理を構成する方法について記載されています。
分散セグメント処理では、バックアップ データをDDシステムに送信する次の操作モードがサポートされています。
- 有効化された分散セグメント処理
- 無効化された分散セグメント処理
DDシステムで操作モードを設定します。Microsoft Application Agentでは、DDシステムと現在のオプション設定がすり合わされ、それに応じてバックアップが実行されます。