PowerProtect Microsoft Application Agent 19.15 Exchange Serverユーザー ガイド

Data Domain Cloud Tierでのセーブセットの移動とリコール

msagentadmin.exe administrationコマンドを使用して、次のタスクが行えます。

• Data Domainストレージ ユニットからData Domain Cloud Tierに移動するExchange Serverのバックアップをマーキングする。
• Data Domain Cloud TierからData Domainストレージ ユニットへのセーブセットのリコール。Microsoftアプリケーション エージェントは次のタイプのリコールをサポートします。
  • シームレスまたは自動：リストア処理でData Domain Cloud Tier上に存在するセーブセットを必要とする場合、Microsoft Application Agentは、自動的にData Domain上のアクティブ階層にセーブセットをリコールします。ただし、ECS（Elastic Cloud Storage）DD OS 6.1以降を使用している場合、Microsoftアプリケーション エージェントは、アクティブ階層にリコールを行わずにECSからクライアントに直接クラウド階層上のセーブセットをリストアします。ECSからの直接リストア処理に関する詳細と推奨事項については、Data Domainドキュメントを参照してください。
  • 手動：次の条件の両方が存在する場合は、セーブセットを手動でリコールしてからリストア処理を実行します。
    • リストア処理に必要なセーブセットがData Domain Cloud Tier上に存在する場合。
    • Microsoftアプリケーション エージェントでセーブセットを自動的にリコールおよびリストアするようにしない場合。