PowerProtect Microsoft Application Agent 19.15 Exchange Serverユーザー ガイド

App Agent Exchange Admin Configurationツールを使用したユーザーの設定

Microsoft application agentを使用してスタンドアロンのMicrosoft Exchange ServerまたはMicrosoft Exchange Server Database Availability Group (DAG)を保護するには、必要な権限を持つアカウントを設定する必要があります。

App Agent Exchange Admin Configurationツールでは、ユーザーにすべての必要なActive Directoryのセキュリティ グループ メンバーシップとPowerShell管理ロールにユーザーがあることを確認し、セキュリティ グループ メンバーシップの設定を簡素化します。

App Agent Exchange Admin Configurationツールでは、必要な権限でアカウントの権限を作成またはリセットして、Microsoft Exchange Serverでバックアップ/リカバリー操作を実行できます。Microsoft application agentをインストールした後、このツールを使用してアカウントを作成し、既存のアカウント権限を変更、確認、更新します。

App Agent Exchange Admin Configurationツールを使用するには、ドメイン管理者権限でログインするか既存のローカル管理者ユーザーとしてログインする必要があります。Skip Active Directory Authenticationを選択した場合のみ、各Microsoft Exchange Serverノードで既存のローカル管理者ユーザーを使用してApp Agent Exchange Admin Configurationツールを実行し、ユーザーを設定することができます。このオプションにより、ユーザーのActive Directoryの認証および許可操作が省かれ、バックアップ/リカバリー操作用のレジストリーにあるMicrosoft Exchange Serverアプリケーション エージェントのユーザー アカウントの設定のみが行われます。

Microsoft application agentでは、App Agent Exchange Admin Configurationツールでバックアップを実行するためにレジストリーに設定されたユーザー アカウントおよびデータベースを使用するか、細分性の高いリカバリーを使用します。

Microsoft Exchange Serverアプリケーション エージェントの管理者アカウントを作成するには、App Agent Exchange Admin Configurationツールで次の手順を実行します。

• Active Directoryのユーザー アカウントを作成する。
• EMC App Agent Exchange Admin Rolesである、カスタムMicrosoft Exchange Serverセキュリティ グループを作成する。
• 次の表に一覧表示されているグループにユーザー アカウントを追加する。

  表 1. Exchange Admin Configurationツールが設定する権限Exchange Admin Configurationツールが設定する権限の表

  ユーザー グループ	Microsoft Exchange Serverロール
  アプリケーション エージェントのクライアントPC上のセキュリティ グループ メンバーシップ	Local Administrator
  ドメイン コントローラー上のセキュリティ グループ メンバーシップ	ドメイン ユーザー
  Exchangeセキュリティ グループのメンバーシップ	以下を含むEMC App Agent Exchange Admin Roles： Database Copies データベース Mailbox Import Export View-Only Configuration