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PowerProtect Microsoft Application Agent 19.15 Exchange Serverユーザー ガイド

設定ファイルの作成

必要に応じて、次の任意のパラメーターを指定して設定ファイルを作成します。

全般

注:PowerProtect Data Managerの統合された一元的なワークフローおよびセルフサービスのワークフローでは、構成ファイルを手動で作成する代わりに、-Backupパラメーターまたは-Restoreパラメーターを使用してImport-ExchangeBackupConfigFile cmdletを実行することができます。このcmdletは、必要な構成パラメーターをオブジェクトにインポートします。

次の表に、一般的な設定ファイル項目のパラメーターの説明を示します。

表 1. 一般的な設定ファイルのパラメーター一般的な設定ファイルのパラメーターを示す表
パラメーター 説明
CLIENT=<client_or_hostname> 必須。

データベースをバックアップまたはリストアするExchange ServerのFQDNを指定します。DAG(IPおよびIP-less)構成の場合は、DAGインスタンスのFQDNを指定します。

BACKUP_TYPE=BlockBasedBackup 必須。

バックアップがブロック ベースのバックアップであることを指定する。

LOCKBOX_PATH=<lockbox_path> オプションです。

データベースまたはアプリケーション ホストでのロックボックスの完全なディレクトリー パス名を指定する。たとえば、C:\Program Files\DPSAPPS\common\lockboxです。

DEBUG_LEVEL=<debug_level_1_through_9> オプションです。

ソフトウェアがデバッグ メッセージをデバッグ ログ ファイルに書き込むかどうかを指定する。デフォルト値は0。この場合、デバッグ メッセージは生成されない。最高レベルは9。この場合、最も詳細なデバッグ メッセージが生成される。

DELETE_DEBUG_LOGS_DAYS=<days> オプションです。

指定された日数よりも古いデバッグ ログ ファイルを削除する。値の範囲は1~30です。デフォルト値は30日です。デバッグ ログを定期的に削除すると、インストール ドライブ上のログ フォルダーが大きくなりすぎることを防ぐことができます。このパラメーターがバックアップ オペレーションで使用される場合、バックアップ ログが削除されます。また、リストア処理で使用される場合、リストア ログが削除されます。

注:このパラメーターによって、デフォルト形式で名前が付けられ、<installation_path>\MSAPPAGENT\logsのログ フォルダーにあるデバッグ ログのみが削除されます。
-Retention +<number>{d | m | w | y} オプションです。

バックアップを保存する期間を指定します。期間が過ぎると、バックアップの有効期限が切れます。

デフォルトの保存期間は30日間です。最大の保存日は、2106年2月7日です。

-Retentionパラメーターは、次のいずれかの時間インジケーターが後に続く整数を伴う+を許容します。

  • d 保存期間を日単位で指定します。
  • w 保存期間を週単位で指定します。
  • m 保存期間を月単位で指定します。
  • y 保存期間を年単位で指定します。

たとえば、バックアップを20日間保存するには、-Retention+20dと指定します。

プライマリ システム

次の表に、プライマリ システム構成ファイル項目のパラメーターの説明を示します。

表 2. プライマリ システム構成ファイルのパラメータープライマリー システム構成ファイルのパラメーターを示す表
パラメーター 説明
DDBOOST_USER=<DDBoost_user> 必須。

DD Boostユーザーのユーザー名を指定する。

ロックボックスのホスト名とDD Boostユーザー名を登録して、Microsoft Application Agentによる登録ユーザーのパスワード取得を有効にする必要がある。

DEVICE_HOST=<server_name> 必須。

データベースのバックアップ/リストアに使用するストレージ ユニットに含まれるData Domainサーバの名前を指定する。

ロックボックスのホスト名とDD Boostユーザー名を登録して、Microsoft Application Agentによる登録ユーザーのパスワード取得を有効にする必要がある。

DEVICE_PATH=<storage_unit> 必須。

データベースをバックアップ/リストアするストレージ ユニットの名前とパスを指定する。

DDBOOST_FC={TRUE | FALSE} オプションです。

プライマリData DomainシステムでのバックアップまたはリストアにFC(ファイバ チャネル)とIPネットワーク接続のいずれを使用するのかを指定する。デフォルト値はFALSEです。バックアップ/リストアの際にFCネットワーク接続を使用するには、TRUEを指定します。

注:このパラメーターがTRUEに設定されている場合、プライマリData DomainシステムはFC接続をサポートするように構成されている必要があります。
DEVICE_FC_SERVICE=<Fibre_Channel_server> DDBOOST_FCパラメーターがTRUEに設定されている場合は必須

バックアップまたはリストアに使用するプライマリData Domainシステムで構成されているFCサービスの名前を指定する。

DDVDISK_USER=<vdisk_user> オプションです。

Data Domain vdiskユーザーを指定する。このパラメーターを指定しない場合、値はデフォルトのDDBOOST_USERになる。

BACKUP_PREFERENCE={preferred | passive | active} オプションです。

このパラメーターは、Exchange DAGの統合バックアップにのみ適用される。

バックアップ方法の優先順位を指定する。次の値が有効です。

  • preferred (デフォルト):DAG内の各データベースのパッシブ コピーまたはレプリカをバックアップする。各パッシブ データベースのバックアップ先になるExchange Serverは、サーバー順リストによって決定される。パッシブ データベースがない(レプリカがないか、現在のすべてのレプリカが一時停止またはマウント解除されている)場合は、アクティブ データベースがバックアップされる。
  • passive:DAG内のパッシブ データベースのみをバックアップする。
  • active:DAG内のアクティブ データベースのみをバックアップする。
SERVER_ORDER_LIST=<server1, server2, server3, [...]> オプションです。

このパラメーターは、Exchange DAGの統合バックアップにのみ適用される。

DAG内の各Exchange Server上のデータベースをバックアップする順序を指定する。リストを指定しない場合、調整ノードは、DAG内のExchange Serverの順序なしリストに従ってバックアップを分散する。

INCLUDE_STANDALONE_DATABASES={TRUE | FALSE} オプションです。

このパラメーターは、Exchange DAGの統合バックアップにのみ適用される。

パブリック フォルダーおよびスタンドアロン データベースを含めるかどうかを指定する。デフォルト値はTRUEです。FALSEを指定すると、パブリック フォルダーおよびスタンドアロン データベースが除外される。

構成ファイルの内容の例

たとえば、次の内容でC:\config.cfgファイルを作成します。

DDBOOST_USER=DD163_user
DEVICE_HOST=ledmd035.lss.example.com
DEVICE_PATH=/SU_DD163
LOCKBOX_PATH="C:\Program Files\DPSAPPS\common\lockbox"
DDVDISK_USER=DD163_user
CLIENT=mw2k8x64exch2.appagentdev.com

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