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Integrated Dell Remote Access Controller 9 User's Guide

仮想メディアの管理

iDRACでは、HTML5ベースのクライアントで仮想メディアを提供し、ローカルのISOおよびIMGファイル、リモートのISOおよびIMGファイルをサポートしています。仮想メディアを使用すると、管理対象サーバーは管理ステーション上のメディアデバイスや、ネットワーク共有上の ISO CD/DVD イメージに、それらが管理対象サーバーにあるかのようにアクセスできます。設定を変更するには、「iDRAC構成」権限が必要です。

構成可能な属性は次のとおりです。

  • 連結メディアの有効化 - 有効/無効
  • 連結モード - 自動連結、連結、分離
  • 最大セッション数 - 1
  • アクティブ セッション数 - 1
  • 仮想メディアの暗号化 - 有効(デフォルト)
  • フロッピーのエミュレーション - 無効(デフォルト)
  • 一回のみの起動 - 有効/無効
  • 接続ステータス - 接続/切断
仮想メディア機能を使用すると、次の操作を実行できます。
  • リモートシステムに接続されたメディアにネットワークを介してリモートアクセス
  • アプリケーションのインストール
  • ドライバのアップデート
  • 管理下システムへのオペレーティングシステムのインストール

これは、ラックおよびタワーサーバ用のライセンスが必要な機能です。ブレードサーバ用はデフォルトで使用できます。

主な機能は次のとおりです。
  • 仮想メディアは、仮想光学ドライブ(CD/DVD)およびUSBフラッシュ ドライブをサポートします。
  • USBフラッシュ ドライブ、イメージ、キーのいずれか1つと光学ドライブ1台を管理システムの管理ステーションに接続できます。サポート対象光学ドライブとは、使用可能な状態の光学式ドライブまたは ISO イメージファイル 1 つです。

    次の図は、一般的な仮想メディアのセットアップを示しています。

  • 接続された仮想メディアは、管理下システム上の物理デバイスをエミュレートします。
  • Windowsベースの管理下システムでは、仮想メディア ドライブを接続してドライブ レターを設定した場合、自動マウントされます。
  • 複数の設定からなる Linux ベースの管理システムでは、仮想メディアドライブは自動マウントされません。仮想メディアドライブを手動でマウントするには、mount コマンドを使用します。ドライブを手動でマウントするには、mount コマンドを使用します。
  • 管理下システムからのすべての仮想ドライブアクセス要求は、ネットワークを介して管理ステーションに送信されます。
  • 仮想デバイスは、管理下システムで 2 つのドライブとして表示されます(ドライブにはメディアが取り付けられません)。
  • 2 つの管理下システム間で管理ステーションの CD/DVD ドライブ(読み取り専用)を共有できますが、USB メディアを共有することはできません。
  • 仮想メディア は 128 Kbps 以上のネットワーク帯域幅を必要とします。
  • LOMまたはNICフェールオーバーが発生した場合は、仮想メディア セッションを切断できません。

仮想コンソールを用いた仮想メディア イメージの接続後、ドライブがWindowsホストOSに表示されないことがあります。Windowsのデバイス マネージャーにある、不明な大容量記憶装置をすべてチェックします。不明なデバイスを右クリックし、ドライバーをアップデートするかまたはドライバーのアンインストールを選択します。vMediaが切断されて再接続された後、Windowsによってデバイスが認識されます。

図 1. 仮想メディアセットアップ
仮想メディア セットアップを示すイメージ

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