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Integrated Dell Remote Access Controller 9 Version 3.21.21.21 User's Guide

IP ブロック

IP ブロックを使用して、IP アドレスからの過剰なログイン失敗が発生したことを動的に判断し、事前に選択された時間枠の間、そのアドレスが iDRAC9 にログインするのをブロックまたは防止できます。IP ブロックには次が含まれます。
  • 許容されるログインの失敗数。
  • これらの失敗が発生する必要がある時間枠(秒単位)。
  • 許容される失敗の総数を超えてから、当該 IP アドレスからのセッションの確立を防止するまでの時間(秒)。

特定 IP アドレスからのログインに連続して失敗するたびに、その回数が内部カウンタによって追跡されます。ユーザーがログインに成功すると、失敗の履歴はクリアされ、内部カウンタがリセットされます。

注: クライアント IP アドレスからのログイン試行が連続して拒否されると、一部の SSH クライアントに次のメッセージが表示される場合があります。
ssh exchange identification: Connection closed by remote host
.
表 1. ログイン再試行制限のプロパティログイン再試行制限のプロパティ
プロパティ 定義
iDRAC.IPBlocking.BlockEnable  
IP ブロック機能を有効にします。指定した長さの時間内に
iDRAC.IPBlocking.FailCount
単一の IP アドレスでの失敗が連続して発生すると、
iDRAC.IPBlocking.FailWindow
それより後の当該アドレスからのセッション確立の試行はすべて、一定の時間内は拒否されます。
iDRAC.IPBlocking.PenaltyTime
iDRAC.IPBlocking.FailCount
ログイン試行が拒否されるまでの、IP アドレスからのログイン失敗回数を設定します。
iDRAC.IPBlocking.FailWindow
ログインの失敗をカウントする時間(秒単位)。この期間を超えて失敗が発生すると、カウンタはリセットされます。
iDRAC.IPBlocking.PenaltyTime
失敗回数が制限値を超えた IP アドレスからのすべてのログイン試行を拒否する場合の期間(秒単位)を定義します。

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