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Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズ ガイド

仮想ディスクの初期化

仮想ディスクを初期化すると、ディスク上のすべてのデータが消去されますが、仮想ディスクの設定は変更されません。設定済みの仮想ディスクは、使用する前に初期化する必要があります。

注:既存の構成を再作成している時に仮想ディスクの初期化を行わないでください。

高速初期化または完全初期化を実行することも、初期化操作をキャンセルすることもできます。

注:初期化のキャンセルは、リアルタイムの操作です。初期化のキャンセルには、iDRAC Webインターフェイスのみを使用でき、RACADMは使用できません。

高速初期化

高速初期化操作は、仮想ディスクにあるすべての物理ディスクを初期化します。物理ディスク上のメタデータが更新され、それにより、すべてのディスク領域が今後の書き込み操作に使用できるようになります。この初期化タスクは、物理ディスク上の既存の情報が消去されないのですぐに完了できますが、今後の書き込み操作により、物理ディスクに残された情報が上書きされます。

高速初期化では、起動セクターとストライプ情報のみが削除されます。高速初期化は、時間の制約がある場合か、ハード ドライブが新品または未使用である場合にのみ実行してください。高速初期化は、短時間で完了します(通常30〜60秒)。

注意:高速初期化の実行中は既存のデータにアクセスできなくなります。

高速初期化タスクは物理ディスク上のディスク ブロックにゼロを書き込みません。高速初期化タスクは書き込み操作を実行しないため、ディスクの劣化を起こす可能性が低くなります。

仮想ディスクの高速初期化では、仮想ディスクの最初と最後の 8 MB が上書きされ、ブートレコードすべてまたはパーティション情報がクリアされます。操作完了にかかるのは 2~3 秒で、仮想ディスク再作成時に推奨されます。

バックグラウンド初期化は高速初期化の完了 5 分後に開始されます。

完全または低速初期化

完全初期化(低速初期化とも呼ばれます)操作は、仮想ディスクにあるすべての物理ディスクを初期化します。これにより、物理ディスク上のメタデータがアップデートされ、既存のすべてのデータとファイル システムが消去されます。完全初期化は仮想ディスクの作成後に実行することができます。物理ディスクに問題がある場合や不良ディスク ブロックがあると疑われる場合は、高速初期化操作より完全初期化の使用が必要になることがあります。完全初期化操作は、不良ブロックを再マップし、すべてのディスク ブロックにゼロを書き込みます。

仮想ディスクの完全初期化を実行した場合、バックグラウンド初期化は必要ありません。完全初期化中、ホストは仮想ディスクにアクセスできません。完全初期化中にシステムを再起動すると、操作は中止され、その仮想ディスクでバックグラウンド初期化プロセスが開始されます。

前にデータが保存されていたドライブには、完全初期化を実行することが常に推奨されます。完全初期化は、1GBあたり最大1〜2分かかる場合があります。初期化のスピードは、コントローラーのモデル、ハード ドライブのスピード、ファームウェアのバージョンによって異なります。

完全初期化タスクは 1 度に 1 台ずつ物理ディスクを初期化します。

注:完全初期化は、リアルタイムでのみサポートされます。完全初期化をサポートしているコントローラーはごく一部です。

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