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Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズ ガイド

ストレージ デバイスの管理

iDRAC 4.30.30.30リリース以降、iDRACは、AMDシステム用のPERC 11、HBA 11、およびBOSS 1.5をサポートします。

iDRAC 6.10.85.00リリース以降は、PERC 12.1をサポートしています。

注:設定された外部PERC12コントローラーでは、ハードウェア キャッシュの消去が失敗します。ハードウェア キャッシュの消去を実行する前に、設定のリセット操作を実行する必要があります。
注:
  • BOSSコントローラーはRAIDレベル1のみをサポートします。
  • BOSSコントローラーの背後で検出されたすべての外部仮想ディスクは、BIOS HIIから、またはコントローラーのリセット操作を使用してクリアする必要があります。
  • BOSSコントローラーの場合は、両方のPDがプラグアウトされてから再びプラグインされると、VD情報一式が提供されない場合があります。
  • PERC 11以降のコントローラーは、ハードウェアRoot of Trust (RoT)をサポートします。
  • iDRACのリセット/再起動が必要なアップデートの場合、またはiDRACが再起動された場合は、他のコマンドを使用する前に、最大タイムアウトが5分間である状態で、数秒の間隔を置いてから、iDRACが完全に使用可能かどうかを確認することを推奨します。
  • PERC12の場合、ドライブを追加するオンライン容量拡張(OCE)は、フル サイズの仮想ディスクでのみ可能です。ドライブを追加するOCEは、スライスされた仮想ディスクでは実行されません。
  • 予測不可能なエラーを回避するために、ストレージ ジョブの進行中は、ストレージ関連の操作を実行しないことをお勧めします。

iDRACのエージェント フリー管理は拡張され、PERCコントローラーの直接設定も含まれます。これにより、システムに接続されたストレージ コンポーネントをランタイムにリモートで設定できます。これらのコンポーネントには、接続されているRAIDおよびRAID非対応コントローラー、チャネル、ポート、エンクロージャ、ディスクが含まれます。PowerEdge Rx5xx/Cx5xx AMDプラットフォーム サーバーでは、PERC 11がサポートされています。

Comprehensive Embedded Management (CEM)フレームワークでのストレージ サブシステムの完全な検出、トポロジー、正常性の監視と設定は、I2Cインターフェイス経由のMCTPプロトコルを使用した内部および外部PERCコントローラーとのインターフェイスによって実現します。

注:ソフトウェアRAID (SWRAID)はCEMでサポートされないため、iDRAC UIでもサポートされません。SWRAIDはRACADM、WSMAN、Redfishのいずれかを使用して管理することができます。

iDRACを使用すると、OpenManage Storage Managementで使用可能な、リアルタイム(再起動以外)の設定コマンドなど、ほとんどの機能を実行できます(仮想ディスクの作成など)。オペレーティング システムをインストールする前に、RAIDを完全に設定できます。

BIOSにアクセスせずにコントローラー機能を設定および管理することができます。これらの機能には、仮想ディスクの設定と、RAIDレベルおよびデータ保護用のホット スペアの適用が含まれます。再構築とトラブルシューティングなど、その他の多くのコントローラー機能を開始できます。データ冗長性の設定またはホットスペアの割り当てによって、データを保護できます。

注:PowerEdgeサーバーでボリューム管理デバイス(VMD)のBIOS設定(IDモジュールのサポートあり)が有効になっている場合は、予測不可能な動作が発生しないよう、CPU接続NVMeドライブを設定しないでください。

ストレージ デバイスには、次のものがあります。

  • コントローラー:ほとんどのオペレーティング システムでは、データの読み取りと書き込みをディスクから直接行わず、読み取りと書き込みの指示をコントローラーに送信します。コントローラーは、システム内のハードウェアで、データの書き込みと取り出しを行うためにディスクと直接やり取りします。コントローラーには、1つまたは複数の物理ディスクに接続されたコネクタ(チャネルまたはポート)、または物理ディスクを収容するエンクロージャが搭載されています。RAIDコントローラーは、複数のディスクの容量を使用して拡張されたストレージ スペース、すなわち仮想ディスクを、ディスクの境界を超えて作成できます。また、コントローラーは、再構築の開始やディスクの初期化など、その他のタスクも実行します。これらのタスクを完了するため、コントローラーではファームウェアおよびドライバーと呼ばれる特別なソフトウェアが必要となります。コントローラーが正常に機能するには、必要最低限のバージョンのファームウェアとドライバーがインストールされていることが必要です。コントローラーによって、データの読み取りおよび書き込み方法や、タスクの実行方法の特徴が異なります。これらの機能を理解しておくと、ストレージを最も効率的に管理するのに役立ちます。
  • 物理ディスクまたは物理デバイス:エンクロージャ内に存在するか、コントローラーに接続されています。RAIDコントローラー上では、物理ディスクまたはデバイスを使用して仮想ディスクが作成されます。
  • 仮想ディスク:RAIDコントローラーによって、1つまたは複数の物理ディスクから作成されたストレージです。仮想ディスクは複数の物理ディスクで作成される場合もありますが、オペレーティング システムはこれを1つのディスクとして認識します。使用するRAIDレベルによって、仮想ディスクはディスク障害時に冗長データを保持する場合や、特定の性能属性を備える場合があります。仮想ディスクはRAIDコントローラーでのみ作成できます。
  • エンクロージャ:システムに外部接続されますが、バックプレーンとその物理ディスクはシステムに内蔵されています。エンクロージャがマルチパス構成で接続されている場合は、次のポートの組み合わせを使用してコントローラーに接続されていることを確認します。
    • ポート0およびポート2
    • ポート1およびポート3
  • バックプレーン:エンクロージャに似ています。バックプレーンで、コントローラーのコネクターと物理ディスクがエンクロージャに接続されますが、外付けのエンクロージャに関する管理機能(温度プローブ、アラームなど)は搭載されません。物理ディスクは、エンクロージャに収容するか、またはシステムのバックプレーンに接続することができます。
注:約192台の物理ドライブを使用した最大構成セットアップでは、インベントリーの完了に最低で30分かかる場合があります。
注:240台の仮想ディスクや60台のドライブなどの広範なストレージ コンポーネントがシステムにある場合、特定の保留中のストレージ操作または保留中の破棄操作で、RAC0508エラーを伴う障害が発生することがあります。
注:1つまたは複数のバック プレーンがエキスパンダーに接続されている場合は、エンクロージャの位置が不明と表示されます。
注:ストレージ スレッドとコンピュート スレッドを含むすべてのMXシャーシでは、そのシャーシ内のいずれかのコンピュート スレッドに関連するiDRACがすべてのストレージ スレッド(割り当て済みおよび未割り当ての両方)を報告します。割り当て済みまたは割り当て解除のブレードのいずれかが警告または重要の正常性状態にある場合、ブレード コントローラーも同じステータスをレポートします。
注:一部のプラットフォームでは、スレッドのホット取り外し/挿入がサポートされておらず、予期しないエラーが発生する場合があります。ホット取り外し/挿入を行う前に、電源をオフにする必要があります。

エンクロージャに収容された物理ディスクの管理に加え、エンクロージャのファン、電源装置、温度プローブの状態も監視できます。エンクロージャはホットプラグに対応しています。ホット プラグとは、オペレーティング システムの実行中に、コンポーネントをシステムに追加することを意味します。

注:ホット取り外しされたドライブのステータスは削除済みになり、次のホスト再起動まで、ハードウェアとファームウェアのインベントリー内でドライブ情報が使用可能になります。

コントローラーに接続された物理デバイスには、最新のファームウェアが必要です。最新の対応ファームウェアについては、サービス プロバイダーにお問い合わせください。

注:ホット プラグされたドライブでドライブ ファームウェアのアップデートを実行すると、アップデートが正常に完了していても、PR36ログがLifeCycleログに記録されないことがあります。これを回避するには、ファームウェア アップデートの前にホストの再起動を実行します。
注:PR36は、ファームウェアのアップデート後に、バッテリー バックアップ ユニット(BBUS)およびデータ処理ユニット(DPU)に記録されません。

PERCからのストレージ イベントは、適用可能としてSNMPトラップおよびWSManイベントにマップされます。ストレージ構成に対する変更はすべて、Lifecycle ログに記録されます。

注:サーバーのウォーム リブートを実行した後に、PERCコントローラーの背後に接続されているドライブのPDR8 LCログをiDRACが報告することがあります。
注:iDRACでは、お使いのシステムのPERCコントローラーに関連付けられているバックプレーン/エンクロージャを確認できます。このエンクロージャは16個のスロットを報告します(システムが同数のドライブをサポートしていない場合でもそうです)。

ドライブがRAIDコントローラーに直接ケーブル接続されているシステムでは、PERCへの可能なドライブ接続ごとにエントリーが作成されます。PERCは、最大16台のケーブル接続ドライブをサポートしているため、16個のスロットが報告されます。

表 1. PERC 機能PERC 機能
PERC 機能 CEM設定対応コントローラー
リアルタイム いずれかのコントローラーに対して保留中またはスケジュール済みのジョブがある場合は、ジョブをクリアするか、ジョブが完了するまで待ってから、ランタイムに設定を適用する必要があります。ランタイム ジョブまたはリアルタイム ジョブの場合、再起動は不要です。
注:PERC 11以降は、PowerEdge Rx5xx/Cx5xxサーバーでサポートされています。
ステージング 該当なし

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