システムおよびユーザー データの消去
注:システムおよびユーザー データの消去は、iDRAC GUIではサポートされていません。
システム コンポーネントと次のコンポーネントのユーザー データは削除できます。
- デフォルトへの BIOS リセット
- 内蔵診断機能
- 組み込み OS ドライバパック
- Lifecycle Controller のデータ
- デフォルトへの iDRAC リセット
- インスタント セキュア消去(ISE)をサポートしないハード ドライブの上書き
- コントローラー キャッシュのリセット
- vFLASHのリセット
- ISEをサポートするハード ドライブ、SSD、NVMeの消去
- すべてのOSアプリケーションのクリア
システム消去を実行する前に、以下を確認します。
- iDRAC サーバー制御権限がある。
- Lifecycle Controllerが有効化されている。
Lifecycle Controller のデータ オプションでは、LC ログ、設定データベース、ロールバックのファームウェア、工場出荷時のログ、FP SPI(または管理ライザ)からの設定情報などのコンテンツが削除されます。
注:Lifecycle Controller ログには、システム消去の要求に関する情報と、iDRAC の再起動時に生成された情報が含まれます。それまでの情報はすべて削除されます。
SystemErase コマンドを使用して、1 つまたは複数のシステムコンポーネントを削除できます。
racadm systemErase <BIOS | DIAG | DRVPACK | LCDATA | IDRAC >
ここで、
- bios — BIOS をデフォルトにリセット
- diag — 組み込み診断機能
- drvpack — 組み込み OS ドライバパック
- lcdata — Lifecycle Controller データの消去
- idrac — iDRAC をデフォルトにリセット
- overwritepd — インスタントセキュア消去(ISE)をサポートしないハードドライブの上書き
- percnvcache — コントローラキャッシュのリセット
- vflash — vFLASH のリセット
- secureerasepd — ISE をサポートするハードドライブ、SSD、NVMe の消去
- allapps — すべての OS アプリケーションのクリア
注:コマンドracadm systemerase lcdataを使用すると、セキュア消去でもパーティションからiDRACロールバック ファームウェアが消去されません。
注:vFlashの消去時に操作を実行する前に、vFlashカード上のすべてのパーティションを解除するようにしてください。
注:サーバー上でSEKMが有効にされている場合は、このコマンドを使用する前にracadm sekm disableコマンドを使用してSEKMを無効にします。このコマンドを実行してiDRACからSEKM設定が消去された場合、iDRACによって保護されているストレージ デバイスがロック アウトされるのを防ぐことができます。
詳細については、Integrated Dell Remote Access Controller RACADM CLIガイド を参照してください。
注:Dell テックセンターのリンクは、Dell ブランドのシステムの iDRAC GUI に表示されます。WSMan コマンドを使用してシステムデータを消去し、リンクを再び表示する場合は、ホストを手動で再起動し、CSIOR が実行されるのを待ちます。
注:システムを消去しても VD が再び表示されることがあります。システムの消去が完了して iDRAC が再起動されたら、CSIOR を実行してください。