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Integrated Dell Remote Access Controller 9ユーザーズ ガイド

SSLサーバー証明書

iDRACのWebサーバーは、ネットワーク上での暗号化データの転送に業界標準のSSLセキュリティ プロトコルを使用するよう設定されています。脆弱な暗号に代わり、SSL暗号化オプションが提供されています。非対称暗号テクノロジーを基盤とするSSL は、ネットワーク上の傍受を防止するため、クライアントとサーバー間での認証済み、かつ暗号化された通信を提供するために広く受け入れられています。

SSL対応システムは、次のタスクを実行できます。

  • SSL対応クライアントに自らを認証する
  • 2つのシステムに暗号化接続の確立を許可する
注:SSL暗号化が256ビット以上および168ビット以上に設定されている場合、vConsoleのようなiDRACプラグインの使用時にこのレベルの暗号化が許可されるように、仮想マシン環境(JVM、IcedTea)に対する暗号化設定に、Unlimited Strength Java Cryptography Extensionポリシー ファイルのインストールが必要になる場合があります。ポリシー ファイルのインストールの詳細については、Javaのマニュアルを参照してください。

iDRAC Webサーバーは、デフォルトでDellの自己署名固有SSLデジタル証明書を持っています。デフォルトSSL証明書は、周知の認証局(CA)によって署名された証明書に置き換えることができます。認証局とは、情報技術業界において、信頼のおける審査、識別、およびその他重要なセキュリティ基準の高い水準を満たしていることで認められている事業体です。CAの例としてはThawteやVeriSignなどがあります。CA署名証明書を取得するプロセスを開始するには、iDRAC WebインターフェイスかRACADMインターフェイスのいずれかを使用して、会社の情報で証明書署名要求(CSR)を生成します。次に、生成されたCSRをVeriSignまたはThawteなどのCAに提出します。CAは、ルートCAまたは中間CAとします。CA署名SSL証明書を受信したら、これをiDRACにアップロードします。

iDRAC UIからCA証明書をアップロードするには、iDRAC設定 > サービス > Webサーバー > SSL/TLS証明書署名要求の順に選択します。他のインターフェイスから証明書の詳細を表示することもできます。

iDRACが管理ステーションに信頼済みにされるためには、iDRACのSSL証明書を管理ステーションの証明書ストアに配置する必要があります。SSL証明書が管理ステーションにインストールされたら、サポートされるブラウザーが、証明書警告を受けることなくiDRACにアクセスできるようになります。

この機能のデフォルトの署名証明書に依存するのではなく、SSL証明書に署名するために、カスタム署名証明書をアップロードすることもできます。1つのカスタム署名証明書をすべての管理ステーションにインポートすることによって、カスタム署名証明書を使用するすべてのiDRACが信頼済みになります。カスタムSSL証明書がすでに使用されている場合にカスタム署名証明書をアップロードすると、カスタムSSL証明書が無効になり、カスタム署名証明書により署名された、ワンタイムの自動生成SSL証明書が使用されます。カスタム署名証明書をダウンロードすることができます(プライベートキーは使用しません)。既存のカスタム署名証明書を削除することも可能です。カスタム署名証明書を削除した後、iDRACはリセットされ、新しい自己署名SSL証明書を自動生成します。自己署名証明書が再生成された場合、そのiDRACと管理ワークステーションの間で信頼を再確立する必要があります。自動生成されたSSL証明書が自己署名されます。有効期限は7年と1日で、開始日は過去の日付になります(管理ステーションとiDRACでタイム ゾーン設定が異なる場合)。

iDRAC WebサーバーのSSL証明書は、証明書署名要求(CSR)の生成時に、コモン ネームの先頭に使用するものとして、アスタリスク文字(*)をサポートしています。たとえば、*.qa.com、*.company.qa.comなどです。これは、ワイルドカード証明書と呼ばれています。ワイルドカードCSRがiDRACの外部で生成されると、署名済みの単一のワイルドカードSSL証明書を入手することができます。この証明書を複数のiDRACにアップロードすると、すべてのiDRACが対応ブラウザーで信頼済みになります。ワイルドカード証明書をサポートする対応ブラウザーを使用してiDRAC Webインターフェイスに接続する場合、ブラウザーはiDRACを信頼済みにします。ビューアを起動している間、ビューア クライアントはiDRACを信頼済みにします。

リリース6.10.00.00以降では、証明書期限切れ通知機能を有効にしたり、通知間隔や通知頻度を設定したりすることができます。iDRACは、証明書の有効期限に関する通知を提供します。

注:デフォルトの自己署名証明書は、iDRACの再起動時に自動的にアップデートされます。したがって、自己署名証明書は証明書の期限切れには考慮されません。

証明書の期限切れ通知と通知間隔は、iDRAC設定 > サービス > Webサーバー > 設定から有効にすることができます。また、iDRACログイン ページには、証明書の有効期限に関するセキュリティ警告がページの下部に表示されます。


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