Integrated Dell Remote Access Controller 9ユーザーズ ガイド

RAIDレベル6 - 追加の分散パリティーを用いたストライピング

RAID 6は、パリティー情報と組み合わせてデータ ストライピングを使用することで、データの冗長性を提供します。RAID 5と同様に、パリティーは各ストライプ内に分散されます。ただし、RAID 6では追加の物理ディスクを使用してパリティーを維持するため、ディスク グループ内の各ストライプはパリティー情報を含む2つのディスク ブロックを保持します。追加のパリティーは、2つのディスク障害が発生した場合にデータ保護を提供します。次の画像では、2セットのパリティー情報がPとQとして識別されています。

RAID 6 の特徴

• n 個のディスクを（n-2）のディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。
• 冗長情報（パリティ）はすべてのディスクに交互に保存されます。
• この仮想ディスクは、最大2台のディスク障害時にも機能します。データは、残りのディスクから再構築されます。
• 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。
• データ保護の冗長性は強化されます。
• パリティーには、スパンごとに2台のディスクが必要です。RAID 6はディスク領域の点でコストがより高くなります。