Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズガイド

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iDRAC9グループマネージャー

グループマネージャーにより、ユーザーは複数のコンソールを使用できるようになり、シンプルで基本的なiDRAC管理も提供されます。

iDRACグループマネージャー機能は、Dell第14世代サーバーで使用できます。グループマネージャーはiDRAC GUIを使用して、ローカルネットワーク上のiDRACとその関連のサーバーの基本的な管理を簡素化します。グループマネージャーにより、別のアプリケーションを使用せずに1XManyコンソールを使用できるようになります。これによりユーザーは一連のサーバーの詳細を確認することができ、サーバー障害の目視検査などの手動方式よりも強力な管理が可能になります。

グループマネージャーはライセンスされた機能であり、Enterprise ライセンスの一部です。グループマネージャー機能にアクセスできるのは、iDRAC管理ユーザーのみです。

注:ユーザーエクスペリエンスを向上できるよう、グループマネージャーは最大で250のサーバーノードをサポートしています。

注:次のPowerEdgeプラットフォームは、管理モジュール/コンソールを介してグループマネージャーの機能を提供します。

PowerEdge MX740C
PowerEdge MX750C
PowerEdge MX840C

これらの特定のプラットフォームでは、iDRACのアップデートで、iDRACのパフォーマンス低下、速度低下、障害が発生する可能性があるため、グループマネージャーの使用は推奨されていません。代わりに、iDRAC管理モジュールコンソールまたはMX 7000シャーシ管理モジュールコンソールを使用できます。

グループマネージャー

グループマネージャー機能を使用するには、iDRACインデックスページまたはグループマネージャーのようこそ画面でグループマネージャーを有効にする必要があります。グループマネージャーのようこそ画面には、下の表に示すオプションがあります。

表 1. グループマネージャーのオプショングループマネージャーのオプション
オプション	説明
既存のグループへの参加	既存のグループに参加することができます。特定のグループに参加するには、グループ名とパスコードを知っている必要があります。注:パスワードはiDRACのユーザー資格情報に関連付けられています。一方、パスコードはグループに関連付けられ、同じグループ内の異なるiDRAC間で認証されたデバイス通信を確立するために使用されます。
新しいグループの作成	新規グループを作成できます。グループを作成した特定の iDRAC がグループのマスター（プライマリコントローラ）になります。
このシステムについてグループマネージャーを無効にする	特定のシステムから任意のグループに参加しない場合は、このオプションを選択します。ただし、iDRACから［グループマネージャーを開く］を選択すると、いつでもグループマネージャーにアクセスできます。グループマネージャーを無効にすると、ユーザーはその後のグループマネージャー操作を実行するために60秒待機する必要があります。

グループマネージャー機能が有効になると、そのiDRACでiDRACローカルグループを作成または参加するオプションが有効になります。ローカルネットワークには複数のiDRACグループをセットアップできますが、個々のiDRACは一度に1つのグループのメンバーにしかなれません。iDRACのグループを変更する（新しいグループに参加する）には、先に現在のグループを離脱してから新しいグループに参加する必要があります。グループの作成元のiDRACが、デフォルトでグループのプライマリーコントローラーとして選択されます。ユーザーは、そのグループを制御するための専用グループマネージャープライマリーコントローラーを定義しません。プライマリーコントローラーは、グループマネージャーWebインターフェイスをホストし、GUIベースのワークフローを提供します。iDRACメンバーは、現在のプライマリーが長期間オフラインのままになった場合はグループの新しいプライマリーコントローラーを自動的に選択しますが、エンドユーザーには影響しません。通常、すべてのiDRACメンバーから、iDRACインデックスページでグループマネージャーをクリックすることによってグループマネージャーにアクセスできます。